『イート』 EAT
1963年/31分/16ミリ/モノクロ/サイレント/18FPS
出演:ロバート・インディアナ

現代美術家のロバート・インディアナ(新宿アイランドタワーに設置されている彫刻作品『LOVE』が有名)が、マッシュルームを食べるところをフィックス・カメラが延々と撮影したサイレント作品。食べるという行為の繰り返し以外にはほとんど変化がなく、途中でネコが画面に入ってくるのが最も劇的な出来事。毎秒24コマ撮影で16コマ映写(サイレント映画のスピード)のため、時間が引き延ばされ、幻覚的な印象を与える。オリジナルは45分というが、現在修復・保存されているプリントは31分。

『キス』 KISS
1963年/54分/16ミリ/モノクロ/サイレント/18FPS
出演:ナオミ・レヴィーン、エド・サンダース、ジェラード・マランガ、ベビー・ジェーン・ホルツァー、ジョン・パーマー、フレディ・ハーコ、ピエール・レスタニー、マリソル他

映画作家ナオミ・レヴィーンなどの女たちとウォーホルの「ファクトリー」に集う男たちのキス。男と女、男と男の様々なキス・シーンだけを1回100フィート(16ミリ・フィルムの1リール、約2分45秒)ずつ「フィックス・カメラ、ノーカット長回し」で撮影。無編集のまま上映した。ただし、撮影は毎秒24コマ、映写は16コマで、実際より速度がスローダウンして独特の効果を生む。もともと短編の連作として作られ、のちに1本の映画としてつながれた。
アンディ・ウォーホル映画回顧展2014
Aプログラム(85分)

2/15(土)15:00/ 17(月)19:00/ 20(木)17:00/ 25(火)17:00/ 27(木)15:00
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