イメージフォーラムフェスティバル2007 特集:グッバイ・スタイリッシュ

特集:グッバイスタイリッシュ

特集「グッバイ“スタイリッシュ”」は3プログラム18作品で構成されています。巷にあふれるクールかつ親しみ深い作品群とは対極にある、確信犯的な熱狂に満ちた野心作です。
7夜連続7時間!グッゲンハイム美術館で行われた「セブン・イージー・ピーセズ」は、パフォーマンス史に残るスキャンダラスな代表作をマリナ・アブラモビッチにより長時間再演するという壮絶なイベントでした。講演中の彼女の肉体、千差万別な観客の反応、全てを包み込む美術館を記録した『マリナ・アブラモビッチのセブン・イージー・ピーセズ』は要注目です。スイスのアニメーション作家キリアン・デラーズが描く“肉感的”アブストラクト・アニメーションは、特別に作家本人と日本のミュージシャン今井和雄によるライブサウンド版で上映します。また、短編プログラム「みっともない身体:キマイラたち」では、日常の身ぶり手ぶりを疑い、遊び、並び替えてできた身体表現の珍種が続々登場 !「懸命に何かをしている身体」の迫力をお楽しみに。

特集1 キリアン・デラーズアニメーション・アクト

日本初来日、初公開。スイスのアニメーション作家キリアン・デラーズの個展プログラム。赤、白、黒の膨大な線による抽象的な図形は官能的ですらある。ライブ演奏によるコラボレーションにも注目!

特集2 みっともない身体:キマイラたち

ヨレヨレ、でもひたむき。日常の身ぶり手ぶりを徹底的に疑って、たどたどしくも愛らしい映像のキマイラが湧いて出た。



特集3 セブン・イージー・ピーセズ

7時間連続、7つの演目を7日間に渡り演じきったマリナ・アブラモビッチの「セブン・イージー・ピーセズ」。亡きスーザン・ソンタグに捧ぐ伝説的パフォーマンスを、余すところなくフィルムに収めた渾身のドキュメント。

作品スチール