砂時計サナトリウム Sanatorium Under the Sign of the Hourglass

伝説的アニメーション作家、ブラザーズ・クエイによる19年ぶりの新作。時が崩れる。記憶が静かに発酵する。時間と記憶、幻想と現実が交錯する夢のような映像世界。
ポーランドの作家ブルーノ・シュルツの神話的かつ詩的な短編集をベースに、クリストファー・ノーランも心酔する伝説的アニメーション作家ブラザーズ・クエイが人形アニメと実写を融合し、まるで記憶の迷宮を彷徨うような独特な映像感覚を生み出した。シュルツ文学の幻惑的世界を映像詩へと昇華し、世界各国の映画祭で称賛を浴びた傑作がついに日本公開。
〈ストーリー〉
青年ヨゼフは、忘れられた支線を走る幽霊のような列車にゆられ、死の床にある父を見舞おうと遠く離れたガリシア地方にあるサナトリウムを訪ねる。到着したサナトリウムは、既に活気を失い、怪しげな医師ゴッタルダによって仕切られていた。彼はヨゼフにこう告げる。「あなたの国から見ればお父様は亡くなったが、ここではまだ死んでいません。ここでは、一定の間隔で常に時間が遅れているのです。その間隔の長さは定義できません」。やがてヨゼフは、そのサナトリウムが現実と夢の狭間に漂う世界であることに気づき、そこでは時間も出来事も、目に見える形をとって存在することができないと知る。
© Koninck Studios SPK Galicia Limited, IKH Pictures Production SP Z O.O., Telewizja Polska S.A., Adam Mickiewicz Institute/Culture.pl, Match Factory Productions GmbH and The British Film Institute 2024
監督:ブラザーズ・クエイ
2024年/イギリス・ポーランド・ドイツ/76分
提供:JAIHO2/配給:Gucchi's Free School
▶︎2025年7月12日(土)よりロードショー
《当日料金》一般:1,900円/大学・専門学生:1,400円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,400円/会員:1,300円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,300円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)
毎月1日映画サービスデー:一律1,300円/毎週月曜日サービスデー:一律1,300円