核心を撃て Shoot for the Contents

監督、脚本、編集:トリン・T・ミンハ/製作:ジャン=ポール・ブルーディエ、トリン・T・ミンハ/撮影:キャスリン・ビーラー、トリン・T・ミンハ/装置、照明:ジャン=ポール・ブルーディエ 出演:呉天明、他 カラー/102分/1991年

●悠久の歴史を持つ「儒教の国」中国と毛沢東の築いた「共産主義国」中国、この二つが同居する「謎に充ちた国」現代中国。それは、九種の獣の姿を借りた龍のようなものだ。箱の中身を当てる中国の謎々遊びをタイトルにしたこの映画は、極大にして極小、とらえどころのない両義的な幻想の生きもの「中国」というブラックボックスの中身=核心を探る試みだといえよう。天安門事件によって変わったものは何か、不変のものは? 政治とは、民衆とは、映画製作とは?「目に見えるよりも多くのことが存在し、見えるものが真実とは限らない」。境界線上で思考するトリンが、現代中国を「異邦人」の目でとらえた多声的ドキュメンタリー。

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