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〈特集上映〉アラン・ギロディ監督特集

上映日程: 2025年3月ロードショー〜終了未定

現代フランスを代表する異才、アラン・ギロディ監督の長編3作品が《日本劇場初公開》決定!!

1990年に短編でデビューし、2001年の第54回カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出された中編第2作目が、ゴダールにその年の“カンヌの最高作”と評され、話題となったアラン・ギロディ監督。これまでに長編7作品を監督。セクシュアリティやマイノリティに対する偏見や先入観をいなし、サスペンスにユーモアを織り交ぜながら、人間の根底にある欲望と人間愛という大きなテーマを、意表を突くストーリー展開で描くのが特徴的だ。
今回、公開される3作品は、2024年の第77回カンヌ国際映画祭プレミア部門に選出され、同年のルイ・デリュック賞とカイエ・デュ・シネマ誌ベストテン第1位に輝き、現在、快進撃中の最新作『ミゼリコルディア』と、2022年の第72回ベルリン国際映画祭パノラマ部門のオープニング作品を飾った前作『ノーバディーズ・ヒーロー』、そして、2013年の第66回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞とクィア・パルム賞を受賞し、ギロディの名を世界的に大ブレークさせた最高傑作『湖の見知らぬ男』となる。いま、世界で最も待望される作家の1人であるギロディー監督、その驚きと笑いに満ち溢れた、ギロディの世界観が満載の3作品を一挙に劇場初公開となる。

●『ミゼリコルディア』
第77回 カンヌ国際映画祭プレミア部門正式出品/ルイ・デリュック賞/カイエ・デュ・シネマ誌ベストテン第1位
2024|フランス|103分|カラー|2.35|5.1|日本語字幕:手束紀子
監督・脚本:アラン・ギロディ 出演:フェリックス・キシル、カトリーヌ・フロ、ジャン=バティスト・デュラ、ジャック・ドゥヴレイ 他

ジェレミーは、かつて師事していたパン屋の葬儀に参加するため帰郷し、男の未亡人マルティーヌの家に数日滞在することになる。音信不通となっていたかつての親友、未亡人の息子、奇妙な神父、そして、謎の失踪事件。村に立ちこめるそれぞれの思惑と欲望——

●『ノーバディーズ・ヒーロー』
第72回 ベルリン国際映画祭パノラマ部門オープニング作品
2022|フランス|100分|カラー|1.85|5.1|日本語字幕:本多茜
監督・脚本:アラン・ギロディ 出演:ジャン=シャルル・クリシェ、ノエミ・ルヴォウスキー、イリエス・カドリ 他

独身男性のメデリックは売春婦であるイサドラに恋し、セックスをしたいが、嫉妬深い夫がたびたび立ち塞がる。そんな中、市内中心部でテロが発生する。突然メデリックのアパートに現れたアラブ系の青年セリム。混乱する近隣住人。次から次へとトラブルが起きる——

●『湖の見知らぬ男』
第66回 カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 監督賞&クィア・パルム賞/カイエ・デュ・シネマ誌ベストテン第1位
2013|フランス|97分|カラー|スコープ|ドルビーSRD|日本語字幕:今井祥子
監督・脚本:アラン・ギロディ 出演:ピエール・ドゥラドンシャン、クリストフ・パウ、パトリック・ダスマサオ 他

ある夏の湖畔。若い青年フランクは魅力的なミシェルと出会い恋に落ちる。ある夕方、フランクは湖で喧嘩する2人を目撃する。その数日後、ミシェルの恋人だった男性が溺死体で発見された。フランクはミシェルが犯人ではないかと疑いながらも、自らの欲望に身を任せてゆく——

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