作品案内

ドンバス DONBASS

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上映日程: 5月21日〜6月17日

セルゲイ・ロズニツァ監督作品/第71回カンヌ国際映画祭<ある視点>部門・監督賞|第91回アカデミー賞外国語映画賞ウクライナ代表

2014年に一方的にウクライナからの独立を宣言し、親ロシア派勢力「分離派」によって実効支配されているウクライナ東部ドンバス地方。ウクライナ軍との武力衝突が日常的に起きているこの地域にはロシア系住民が多く住み、「分離派」の政治工作によってウクライナ系住民との分断が深まり内戦となっている。フェイクニュースやプロパガンダを巧みに駆使する近代的な情報戦と、前時代的で野蛮なテロ行為が横行するハイブリッドなドンバス戦争を、ウクライナ出身の異才セルゲイ・ロズニツァ監督がダークユーモアを込めながら描く—— 今日の戦争でロシア軍の所業を知った今、もはやまったく笑えない映画に変貌を遂げた。2018年カンヌ国際映画祭《ある視点》部門監督賞受賞作品。

ロシアとウクライナ戦争を理解するための“ドンバス13のレッスン” ドンバスで起きた実話を元に構成された衝撃のエピソード

クライシスアクターと呼ばれる俳優たちを起用して作るフェイクニュースから始まり、支援物資を横領する医師と怪しげなブローカー、湿気の充満した地下シェルターでフェイクニュースを見る人々、新政府への協力という口実で民間人から資産を巻き上げる警察組織、そして国境での砲撃の応酬……。無法地帯“ノヴォロシア(※)”の日常を描く13のエピソードは、ロシアとウクライナの戦争をすでに予見していた。ここで一体何が起きているんだ——

第71回カンヌ国際映画祭<ある視点>部門・監督賞/第91回アカデミー賞外国語映画賞ウクライナ代表
監督・脚本:セルゲイ・ロズニツァ/撮影:オレグ・ムトゥ/プロダクション・デザイン:キリル・シュヴァーロフ
コスチューム・デザイン:ドロタ・ロケプロ/編集:ダニエリュス・コカナウスキス/サウンド:ウラジミール・ゴロヴニツキー
プロデューサー:ハイノ・デッカート/アソシエイト・プロデューサー:ATOMS & VOID(オランダ)
出演:ヴァレリウ・アンドリウツァ、ボリス・カモルジン、イリーナ・プレスニャエワ、スヴェトラーナ・コレソワ、セルゲイ・コレソフ、タマラ・ヤツェンコ、トルステン・メルテン、リュドミーラ・スモロジナ、セルゲイ・ルスキン

©︎MA.JA.DE FICTION / ARTHOUSE TRAFFIC / JBA PRODUCTION / GRANIET FILM / DIGITAL CUBE

2018年/121分/ウクライナ語、ロシア語/製作:ドイツ、ウクライナ、フランス、オランダ、ルーマニア
日本語字幕:守屋愛/配給:サニーフィルム

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《当日料金》一般:1,800円/大学・専門学生:1,300円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,300円/会員:1,200円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,200円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)
毎月1日映画サービスデー:一律1,200円/毎週月曜日サービスデー:一律1,200円

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