戦争ごっこ Wargames 猫と少年 Boy with Cat 五つの哲学的童話 Five Philosophical Fables シベール Cybele ●プログラムD(69分) ●プログラムE(90分) ※プログラムC、Dは全て8ミリ・フィルム作品をビデオ版で上映。Eは16ミリ作品 日時:3月26日(月)5:00〜C/7:00〜D 料金:当日800円/回顧展、Part2共通の5回券3,500円 劇場:イメージフォーラム・シネマテーク ※上映はトーク終了後。当日、映画をご覧になる方のみ無料で参加できます。 ※講座は無料。当日ご覧になる方のみ聴講出来ます。料金は税込 映画回顧展|フィルモグラフィー|インタビュー|「アストラル ・ムーヴィー」横尾忠則|DVD|パンフレット
シアター・イメージフォーラムでは昨年2000年11月に開催した「マヤ ・デレン映画回顧展」に引き続き、「アヴァンギャルド・クラシックス」第2弾として3月17日より「ドナルド・リチー映画回顧展」を開催いたします。また、連動企画としてイメージフォーラム・シネマテークで「ドナルド・リチー映画回顧展 Part2」を開催いたします。
1968年でパッタリと映画を撮ることをやめてしまった映画作家。しかし、今では伝説となった彼が手がけた映画は、50年代、60年代の時代精神の塊を今日に投げ掛けてくるタイムマシンの役割を担ってきています。
ドナルド・リチーは、終戦直後の1946年に進駐軍の一員として初めて日本やって来ました。軍の規律を逃れてもっぱら映画館通いに奔走し、外国人ではまだほとんど手を付けていなかった日本映画の研究に没頭します。黒澤明や小津安二郎らが活躍する日本映画の黄金時代をリアルタイムで体験する一方で、自身で撮る映画は「個人の映画づくり」に徹底し、「文学で言えば劇映画は小説、個人(実験)映画は詩か文の断片」という持論を展開します。英語の通じない日本でリチーが思いついたのは、詩や文の一節を映像に置き換えることだったのです。アメリカではジョナス・メカスが、カナダではノーマン・マクラレンが行ってきた実験映画という新しい映画の開拓を、時を同じくして進めてきた彼の映画は世界的な映画遺産としてもこのうえなく貴重です。
リチー映画の円熟期ともいえる1960年代に作られた7本の代表作をメインに、現存する彼の映画のほとんどの作品を公開します。生と死、詩、肉体のもたらすエロティックな啓示にとりつかれた映画作家。故三島由紀夫にして「黒いユーモアの極致、無法きわまるファルス」と言わせた、独自の映像美をご堪能ください。
熱海ブルース Atami Blues
プログラムA(57分)
監督、編集:ドナルド・リチー/音楽:武満徹/1962年(1967年新サウンドトラックで再編集)/20分/ニュープリント版
脚本、監督、編集:ドナルド・リチー/協力:土方巽/1962年/22分/ニュープリント版
監督、編集:ドナルド・リチー/1966年/5分/ニュープリント版
死んだ少年 Dead Youth
監督、編集:ドナルド・リチー/詩:高橋陸郎(「死んだ少年」より)/1967年/13分 /ニュープリント版
ライフ Life
プログラムB(71分)
監督、編集:ドナルド・リチー/1965年/4分
監督、脚本、編集:ドナルド・リチー/1967年/47分
監督、編集:ドナルド・リチー/出演:ゼロ次元/1968年/20分
●プログラムC(64分)
ドナルド・リチー映画回顧展Part2
「THE WOODS」、「THE DOLL」、ほか1949〜53年に制作された6作品
「LIFE, LIFE,LIFE」、「青山怪談」、「し」、「秋絵」、ほか1953〜59に制作された7作品
「ふたり」(1963)、「のぞき物語」(1967)
3月27日(火)5:00〜E/7:00〜C
3月28日(水)5:00〜D/7:00〜E
(劇場売のみ) ※入替制
(イメージフォーラム・ビル3F )
2001年3月17日(土)〜4月6日(金) 連日夜9:00〜
日時
※Aは3/17〜3/30 Bは3/31〜4/6
●3月17日(土)夜9:00〜9:30 ゲスト:ドナルド・リチー氏 聞き手:宇川直宏氏(デザイナー)
トークショー
●3月23日(金)夜9:00〜9:30 ゲスト:秋山祐徳太子氏(美術家)
●3月30日(金)夜9:00〜9:30 ゲスト:かわなかのぶひろ氏(映像作家)
前売1,200円(チケットぴあ)
料金
当日一般1,500円/学生1,200円/シニア、シアター会員1,000円
回顧展、Part2共通の5回券3,500円(劇場売のみ)
シアター・イメージフォーラム
劇場
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