Don Hertzfeldt ドン・ハーツフェルト略歴
1976年カリフォルニア生まれの短編アニメーション映画作家。14歳からアニメーションを独学で制作し始め、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の卒業制作作品『ビリーの風船』がカンヌ国際映画祭コンペティションに選出。直後発表した『リジェクテッド』がアカデミー賞ノミネート、youtubeを中心とした動画サイトで人気が爆発し、カルト的人気を誇るようになる。その後もサンダンス審査員特別賞受賞、サンフランシスコ映画祭生涯功労賞など100以上の賞を受賞している。作品よっては軽く万単位を越える作画及び撮影を一人でこなすというスタイルにこだわるというスタイルを貫いて製作を続けている。撮影には一切コンピューターは介在していない。彼が使用しているカメラは、『スヌーピーのクリスマス』(1965年)の撮影に使われていた1940年製のアンティークである。影響を受けた映画監督はスタンリー・キューブリックとデヴィッド・リンチ。またサイレント時代のスラップスティック・コメディにも影響を受けている。『きっとすべて大丈夫』、『あなたは私の誇り』に続く三部作『なんて素敵な日』を2012年に完成させた。
Filmography フィルモグラフィー
『ああ、愛というものは』 AH, L’AMOUR
1995年/16ミリ/2分『ジャンル』 GENRE
1996年/16ミリ/5分『リリーとジム』 LILY AND JIM
1997年/16ミリ/14分『ビリーの風船』 BILLY’S BALLOON
1998/35ミリ/6分『リジェクテッド』 REJECTED
2000年/35ミリ/9分『休憩3D』 INTERMISSION IN THE THIRD DIMENSION
2003年/35ミリ/3分『ショーの終わり』 END OF THE SHOW
2003/35ミリ/2分『人生の意味』 MEANING OF LIFE
2005年/35ミリ/12分『きっと全て大丈夫』 EVRYTHING WILL BE OK
2006年/35ミリ/14分『あなたは私の誇り』 I AM SO PROUD OF YOU
2008/35ミリ/22分『オヤシラズ』 WISDOM TEETH
2010年/35ミリ/3分『なんて素敵な日』 IT'S SUCH A BEAUTIFUL DAY
2012年/35ミリ/23分