作品案内

青春

YOUTH_SPRING_B5_H1
上映日程: 4月20日〜5月24日

世界的監督ワン・ビンの凄さをあらためて実感する。
カンヌ映画祭、金馬奨、ロサンジェルス批評家協会が絶賛、
中国の巨大経済地域の小さな衣料品工場で働く
名もなき若者たちを見つめた真骨頂のドキュメンタリー。
アクション映画で、恋愛映画で、経済の映画で、そして何より⻘春映画。


上海を中心に大河・長江の下流一帯に広がる、長江デルタ地域。ここだけで日本のGDPをはるかに上回る大経済地域だ。しかし、映画が描くのは、長江デルタの大企業でも大工場でもない。織里という町の小さな衣料品工場で働く10代後半から20代の若い世代の労働と日常だ。世界は彼らに注目しない。しかし、そこには驚くほどにみずみずしい青春がある。

猛烈なスピードでミシンをかける姿はアクション映画で、振り付けられたダンスのよう。恋愛をめぐる駆け引きはボーイ・ミーツ・ガール。あちこちで起こる言い争いは、暴力への沸点をはらむ。そして、5元をめぐる経営者とのささやかな攻防。彼らがここで生きていることを徹底的に肯定し、それぞれの人物を注意深く見つめ、共感を寄せること。ワン・ビンの視線は、やがて中国という巨大な国に生きる一つの世代全体の運命を浮かび上がらせる。必見のドキュメンタリー体験。

監督:ワン・ビンWANG BING(王兵)
1967年、中国陝西省西安生まれ。中古のデジタルカメラひとつで撮影をした『鉄西区』(1999-2003)で世界に衝撃を与える。反右派闘争を生き抜いた女性の証言を記録した『鳳鳴―中国の記憶』(2007)、初の長編劇映画『無言歌』(2010)、本作と同じ織里で働く大人の出稼ぎ労働者を撮影した『苦い銭』(2016)などを発表。近年は集大成となる8時間越えの大作『死霊魂』(2018)が世界中で絶賛された。カンヌを始めとする世界三大映画祭や山形ドキュメンタリー映画祭などで数多くの賞に輝く。

『青春』2023年/フランス=ルクセンブルク=オランダ/215分/字幕:磯尚太郎/配給:ムヴィオラ
監督:ワン・ビン|撮影:前田佳孝、シャン・シャオホイ、ソン・ヤン、リウ・シェンホイ、ディン・ビーハン、ワン・ビン
編集:ドミニク・オーヴレイ、シュー・ビンユエン、リヨ・ゴン

▶︎2024年4月20日(土)より公開予定

《当日料金》一般:2,000円/大学・専門学生:1,500円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,500円/会員:1,300円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,300円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)

〈期間中、ワンビン傑作選同時開催!〉
シアター・イメージフォーラムではワン・ビン監督最新作『青春』の公開を記念し、これまでの傑作選『鉄西区』(1999-2003)、『鳳鳴 ある中国の記憶』(2007)、『収容病棟』(2013)、『苦い銭』(2016)、『死霊魂』(2018)の上映も予定しております。
※『鳳鳴』『収容病棟』『苦い銭』は一般1,500円/学生・シニア1,300円/会員・高校・中学・小学生1,200円
※『鉄西区』『死霊魂』は特別興行3,600円均一/会員のみ3,000円 

オフィシャルサイトはこちら