地球の鼓動を体感する圧巻の映像美に、世界各国の映画祭で絶賛の嵐！米アカデミー賞国際長編映画賞・アイスランド代表に選出された北欧の最も注目すべき気鋭フリーヌル・パルマソンの長編第3作

北大西洋に浮かぶアイスランド共和国は北海道と四国を合わせた面積に相当する小さな島国だが、そこには比類なき大自然が広がっている。活発な火山活動、地表の約10％を覆う氷河に象徴されるこの“火と氷の国”は、そこを訪れた人々に地球の鼓動を体感させ、時には畏怖の念さえ抱かさせる。その荘厳なランドスケープは数多くの映画に魅惑的なロケーションを提供し、A24が全米配給を手がけた『LAMB／
ラム』が日本で大ヒットしたことも記憶に新しい。アイスランドの気鋭、フリーヌル・パルマソン監督の長編第3作『ゴッドランド／GODLAND』は、撮影に2年を費やして、神話の世界のような風景を余すところなくカメラに収めた壮大でスリリングなヒューマン・ドラマで
ある。デンマークの統治下に置かれていた19世紀後半のアイスランド辺境を舞台に、異文化の衝突や、自然と文明の対立、支配や信仰といったテーマを探求した本作は、第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品されたのち、27の映画祭で32部門ノミネート／18部門受賞を達成（2023年12月19日時点）。さらには世界各国でロングラン・ヒットを記録し、第96回米アカデミー賞国際長編映画賞のアイスランド代表作品にも選出された。

若きデンマーク人の牧師ルーカスが、司教からの命を受けて植民地アイスランドへの布教の旅に出る。彼が成し遂げるべき最も重要な任務は、辺境の村に教会を建てること。しかしアイスランドの浜辺から馬に乗り、陸路ではるか遠い目的地をめざす旅は、想像を絶する厳しさだった。年老いたアイスランド人のガイド、ラグナルとことごとく対立し、険しい地形、悪天候、不眠症にも苛まれたルーカスは心身共に衰弱して狂気の淵に落ちていく。やがて瀕死の状態で村にたどり着いたルーカスは、デンマークからの入植者である美しい娘アンナに心癒やされるが、牧師としての理想や信念を見失った彼の行く手には、思いがけない悲劇が待ち受けていた......。

2022年／デンマーク、アイスランド、フランス、スウェーデン／デンマーク語、アイスランド語／143分
監督･脚本:フリーヌル・パルマソン
出演:エリオット・クロセット・ホーヴ、イングヴァール・E・シーグルズソン、ヴィクトリア・カルメン・ゾンネ
日本語字幕:古田由紀子／後援:駐日アイスランド大使館／配給:セテラ・インターナショナル

▶︎2024年3月30日(土)より公開予定
▶︎ステッカー付き特別前売鑑賞券1,500円当劇場窓口にて発売中
(3/29までの販売／オンラインチケット予約には使用できません)

《当日料金》一般:1,800円／大学･専門学生:1,300円(学生証の提示が必要)／シニア:(60歳以上)1,300円／会員:1,200円(会員証の提示が必要･同伴1名まで同額割引)／障がい者割引:1,200円(手帳の提示が必要･付添いの方1名まで同額割引)
毎月1日映画サービスデー:一律1,200円／毎週月曜日サービスデー:一律1,200円