作品案内

他人と一緒に住むという事 Living with Others

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上映日程: 12月2日〜12月15日

異能の劇作家、「俺は見た」の八木橋努が新宿の街を通して見つめてきた変化し続ける日本人と地域社会。それらへの愛着と絶望から生まれた演劇が、ついに映画化。

「他者」と一緒に暮らすことによって湧き上がる人間の欲望と、「他者」との摩擦を経て本当の自分の居場所を探し始める人々を描き、演劇界で大きな共感を呼んだ群像劇が、ついに映画化。監督は、本作が長編デビュー作となる異能の劇作家、新鋭・八木橋 努。2015年に八木橋監督の脚本・演出で上演された『俺は見た』第三回公演の演劇を原作とするこの映画は、国籍や人種など、さまざまな属性を持つ多様な人々が共生する日本での公開にあたって、英語字幕付きで上映する。

駆け出しの美容師<リコ>と鳴かず飛ばずの役者<剛>は、付き合い始めたばかりのカップル。それぞれの自宅には、幼なじみの男<信治>と無職の中年先輩<岩淵>が居候していた。リコと信治の関係を疑い始めると同時に、金をせびる岩淵に嫌気が差した剛は、二人の男を追い出し、リコとの同棲に踏みきる。同じ頃、ソーラーパネルの販売代理業で潤沢な生活を手に入れた中年社長<大槻>は、半年前に再婚したばかりの<26歳年下の新妻>に手を焼いていた。彼女のために購入した豪邸に、当の本人が引っ越して来る気配が1ミリもない。
 晴れて同棲生活が始まるも、リコへの思いを一層募らせる剛とはうらはらに、リコの帰宅時間は遅くなり、無断外泊をするようになる。一方、大槻は、新妻を呼び寄せるために、別荘を購入するなど贅を凝らすが、新妻との状況は一向に変わらない。追い打ちをかけるように太陽光バブルが終焉を迎えた頃、大槻と剛の人生が一点で交わり、二人と彼らを取り巻くすべての人々に決断の時が訪れる。

監督・脚本・編集:八木橋 努/出演:森田コウ、芦那すみれ、山下剛史、若松朋茂、裕紀yuki、橋本利明
撮影:石井康幸/録音:遠藤大介/整音:駒澤大介/カラリスト:大地裕介/英語字幕翻訳:岸 由利子
主題歌「真夜中の太陽」BLUES NO MORE!!!
作詞 山下剛史/作曲 BLUES NO MORE!!!
2023年/日本/106分/日本語/カラー/アメリカンビスタ/ステレオ/DCP/配給:群像
with English subtitle

▶︎2023年12月2日(土)より公開
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《当日料金》一般:1,800円/大学・専門学生:1,300円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,300円/会員:1,200円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,200円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)
毎月1日映画サービスデー:一律1,200円/毎週月曜日サービスデー:一律1,200円

〈下記の日程で舞台挨拶やトークショーを行います〉
12/2(土)八木橋努監督、芦那すみれさん(出演者)、山下剛史さん(出演者)
12/3(日)八木橋努監督、矢田部吉彦さん(前東京国際映画祭ディレクター)
12/4(月)八木橋努監督、森田コウさん(出演者)、碇雪恵さん(ライター)
12/5(火)八木橋努監督、橋本利明さん(出演者)、大倉順憲さん(放送作家)
12/6(水)八木橋努監督、石井康幸さん(撮影)、ほしのあきらさん(映像作家)
12/7(木)八木橋努監督、菊池映輝さん(国際大学講師)、森田コウさん(出演者)
12/8(金)八木橋努監督、山下剛史さん(出演者)、上田晃之さん(演出家)
12/9(土)八木橋努監督、北原徹さん(Please編集長、元ポパイ副編集長)
12/10(日)石井康幸さん(撮影)、遠藤大介さん(録音)、岸由利子さん(英語字幕)
12/11(月)八木橋努監督、北原徹さん(元ポパイ副編集長、現Please編集長)
12/12(火)八木橋努監督、田中伊知郎さん(放送作家)、若松朋茂さん(出演者)
12/13(水)八木橋努監督、杉本凌士さん(劇団メンソウル)、飯田まさとさん(出演者)
12/14(木)八木橋努監督、関武さん(出演者)
12/15(金)八木橋監督、冨岡久美子さん(News Picks記者)

※予告編なし本編より上映
※ゲストの都合などにより、変更・中止の可能性がございます。予めご了承下さい。

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