作品案内

劇場版 ナオト、いまもひとりっきり Alone again in Fukushima

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上映日程: 2月25日〜3月24日

〈全ての回に日本語字幕付き/UDCastによる音声ガイド対応〉
・英語翻訳字幕対応タブレットの貸し出しを実施しています。ご希望の方は、劇場スタッフへお声がけください。
・"Alone Again in Fukushima" can now be viewed with English subtitles using a tablet rented out at the box office.

世界を驚愕させた『ナオトひとりっきり』(2015)。カメラはその後もナオトを追い続けていた!
コロナの蔓延、東京オリンピックを経て、まだ終わらない福島は忘れ去られてしまうのか?


「オラ、何にも悪いことしてねぇ。悪いことしたのは国だべ」―原発事故による全町避難で無人地帯となった福島県富岡町に一人で暮らすナオトは、高度経済成長の裏側でカネに翻弄され続ける人生を送ってきた。原発事故後、人の人生を金で解決しようとする不条理、命を簡単に“処分”しようとする理不尽に納得できず、残った動物たちの世話をしはじめた。生きること、生かし続けること。その日々の闘いが、ナオトの生きる道となっていた。

あれから8年。新たな命が生まれ死んでいく中で、ナオトは変わらず動物たちに餌をやり日々を過ごしている。「将来の糧のため」ニワトリを飼い、蜜蜂を育て始めた。富岡町は帰還できる町となったが、若い人たちは戻ってこない。コロナ禍で無理やり開催されたオリンピックでは「復興五輪」のPRとして誰もいない福島の通りを聖火リレーが走った。

原発問題に終わりはない。汚染水はあふれかえり、ダダ漏れのように海上放出されるだろう。しかし全国で原発再稼働の動きは、粛々と進められようとしている。そんな日本の矛盾の渦中にある福島で、ナオトは今、動物たちとどんな思いで暮らしているのだろう。ナオトの生きかたを見つめながら、私たちの今を考える。

撮影・監督・編集:中村真夕/出演:松村直登、松村代祐、半谷信一、半谷トシ子、富岡町の動物たち
2023年/106分/日本/カラー/製作・配給:Omphalos Pictures、Siglo

▶︎2023年2月25日(土)より公開
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《当日料金》一般:1,800円/大学・専門学生:1,300円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,300円/会員:1,200円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,200円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)
毎月1日映画サービスデー:一律1,200円/毎週月曜日サービスデー:一律1,200円

〈全ての回に日本語字幕付き/UDCastによる音声ガイド対応〉
・英語翻訳字幕対応タブレットの貸し出しを実施しています。ご希望の方は、劇場スタッフへお声がけください。
・"Alone Again in Fukushima" can now be viewed with English subtitles using a tablet rented out at the box office.

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