作品案内

私、オルガ・ヘプナロヴァー I, OLGA HEPNAROVA

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上映日程: 4月29日〜6月16日

チェコ最後の女性死刑囚ーー 22歳のオルガ、心震える実話。

1973年、22歳のオルガはチェコの首都であるプラハの中心地で、路面電車を待つ群衆の間へトラックで突っ込む。この事故で8人が死亡、12人が負傷する。オルガは逮捕後も全く反省の色も見せず、チェコスロバキア最後の女性死刑囚として絞首刑に処された。犯行前、オルガは新聞社に犯行声明文を送った。自分の行為は、多くの人々から受けた虐待に対する復讐であり、社会に罰を与えたと示す。自らを「性的障害者」と呼ぶオルガは、酒とタバコに溺れ、女たちと次々、肌を重ねる。しかし、苦悩と疎外感を抱えたままの精神状態は、ヤスリで削られていくかのように悪化の一途をたどる・・・。
2016年ベルリン国際映画祭パノラマ部門のオープニングを飾った本作は、2010年に刊行された原作を元に、チェク映画界の新鋭トマーシュ・ヴァインレプとペトル・カズダ両監督が映画化。主演は『ゆれる人魚』(15)、『マチルダ 禁断の恋』(17)のポーランド出身、ミハリナ・オルシャニスカ。社会の片隅でもがく絶望の演技でチェコ・アカデミー賞主演女優賞を受賞。誰にも打ち明けられず、誰にも理解されず、誰にも助けられない、怒りと絶望が水滴のようにグラスに留まって、やがて零れ落ちるとに運命の扉が開く。感傷を一切排したこの衝撃作は、加害者と被害者どちらにもなりうる私たちを残して、平手打ちのように終わる。

監督・脚本:トマーシュ・ヴァインレプ、ペトル・カズダ/原作:ロマン・ツィーレク
出演:ミハリナ・オルシャニスカ、マリカ・ソポスカー
2016年/チェコ・ポーランド・スロバキア・フランス/チェコ語/105分
配給:クレプスキュール フィルム

▶︎2023年4月29日(土)より公開
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《当日料金》一般:1,800円/大学・専門学生:1,300円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,300円/会員:1,200円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,200円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)
毎月1日映画サービスデー:一律1,200円/毎週月曜日サービスデー:一律1,200円

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