作品案内

郊外の鳥たち SUBURBAN BIRDS

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上映日程: 3月18日〜4月28日

中国第8世代 新たなる才能 チウ・ション 鮮烈の長編デビュー作

地盤沈下が進み《鬼城》と化した中国地方都市の地質調査に訪れた青年ハオは、廃校となった小学校の机の中から、自分と同じ名前の男の子の日記を見つける。そこに記録されていたのは、開発進む都市の中で生き生きと日常を謳歌する子どもたちの姿だった。それは果たしてハオの過去の物語なのか、未来への預言なのかーーやがて子供たちは、ひとり、またひとりと姿を消していく。

近年は『凱里ブルース』のビー・ガンを筆頭に、『象は静かに座っている』のフー・ボー、『春江水暖』のグー・シャオガン、「阪南の夏」のハン・シュイ(2024年公開予定)ら、1980年・90年生まれの中国第8世代による新しい波が世界の映画祭を席巻している。『郊外の鳥たち』のチウ・ションもその一人だ。
2018年にロカルノ国際映画祭で上映されると、アメリカの名だたる業界紙が彼の才能を絶賛。ヴァラエティ紙は「魅惑的で不可解なパズルゲーム」と、ハリウッドリポーター紙は「“スタンド・バイ・ミー” meetsカフカの“城”」と称賛した。その二重の時間と空間の並列という特異的な物語の構成、時空を超えた対比と拡張、そして説明のつかない物語のズレによって生まれる効果によって、本作は神秘的でポエティックな様相を帯びてくる。全く新しい映画言語・表現に挑戦した、チウ・ションの意欲的なデビュー作である。

出演は、先ごろアン・リー監督の最新作、ブルース・リーのバイオピック映画の主演に抜擢されたメイソン・リー(彼はアン・リーの実子である)、中国インディーズ映画界のカリスマ女優、『幸福城市』などのホアン・ルー、本作が本格的な映画デビューとなるドン・ジン、またその美少年ぶりが話題となったゴン・ズーハンなど子役たちはほぼ演技経験のない素人俳優が起用されている。

監督・脚本:チウ・ション
出演:メイソン・リー、ホアン・ルー、ゴン・ズーハン、ドン・ジン
2018年/中国/114分/PG-12/配給:リアリーライクフィルムズ、ムービー・アクト・プロジェクト

▶︎2023年3月18日(土)より公開
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《当日料金》一般:1,800円/大学・専門学生:1,300円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,300円/会員:1,200円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,200円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)
毎月1日映画サービスデー:一律1,200円/毎週月曜日サービスデー:一律1,200円

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