作品案内

ミスター・ランズベルギス Mr.LANDSBERGIS

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上映日程: 12月3日〜1月20日

1989年から1991年にかけて起きたリトアニア独立運動の中心人物、ヴィータウタス・ランズベルギス。バルト三国の小国リトアニアは、いかにしてソビエト連邦に“非暴力”で勝利することができたのか。異才セルゲイ・ロズニツァが放つ全編248分、大長編のドキュメンタリー。

ピアニストで国立音楽院の教授のヴィータウタス・ランズベルギスは、祖国リトアニアの主権とソ連邦からの独立を訴える政治組織サユディス(=運動の意味)の指導者となる。1990年3月11日の第一回リトアニア最高会議で議⻑に選出され、同日、ソ連に対して独立を宣言するとゴルバチョフとの対立が表立って激化する̶̶ 独立の気運を高めた連帯“バルトの道”、経済封鎖による物価上昇と社会の混乱、国内共産党との確執、首都ヴィリニュスでのソ連軍による軍事パレードから事実上ペレストロイカの終焉を世界に告げることとなったヴィリニュスの軍事占拠“血の日曜日事件”などと、1980 年後半から91年9月のリトアニア独立にかけて起きた歴史的な出来事を当時のニュース映像などのアーカイヴフッテージを交えながらランズベルギス氏が語る。

監督:セルゲイ・ロズニツァ
2021年/リトアニア=オランダ製作/リトアニア語、ロシア語、英語/248分/モノクロ・カラー
日本語字幕:守屋愛/配給:サニーフィルム

▶︎2022年12月3日(土)より公開
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《当日料金》一律2,500円/『バビ・ヤール』の半券提示で200円割引(劇場窓口のみ)

■〈新作情報〉セルゲイ・ロズニツァ監督『新生ロシア1991』2023年1月21日より公開決定
1991年8月19日、ペレストロイカに反対する保守派勢力が軍事クーデターを宣言した(通称=ソ連8月クーデター)。速報を伝えるはずの公共放送は「白鳥の湖」を流し、混乱したレニングラードの人々はモスクワの状況を知ろうと街に繰り出した。宮殿広場の集会に押し寄せる人の波はいつしか大群衆となりそこである出来事を目撃する—— 彼らがそこで見つめたものはロシアの民主主義の始まりだったのか?2023年1月21日よりシアター・イメージフォーラムにて公開。
▶︎『ミスター・ランズベルギス』+『新生ロシア1991』回数券発売中
「リトアニア独立運動」と「ソ連8月クーデター」とソ連崩壊に繋がる歴史的2大イベントをロズニツァ作品で見る。『ミスター・ランズベルギス』+『新生ロシア1991』割引回数券:¥3600/『ミスター・ランズベルギス』半券提示で『新生ロシア1991』の当日券から200円引き。

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