作品案内

〈特集上映〉ピエール・エテックス レトロスペク ティブ

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上映日程: 12月24日〜2月16日

映画監督、俳優、イラストレーター、道化師など、数え尽くせぬ顔をもつフランスのマルチアーティストピエール・エテックス。イラストレーターとして活躍していた20代半ばにジャック・タチと運命的な出会いを果たし、『ぼくの伯父さん』(58)の助監督として映画界に参入、ポスターのイラストを描いたことでも有名だ。その後、のちにルイス・ブニュエル作品などの脚本家となるジャン=クロード・カリエールと共に映画制作を開始。短編二作目『幸福な結婚記念日』でアカデミー賞最優秀短編実写映画賞を受賞し、長編作品に取りかかる。緻密な構想と見事な演出、そして無声喜劇へのオマージュに溢れた作品群を世に送り出した。

一方で俳優としても活躍し、ロベール・ブレッソン『スリ』、ルイ・マル『パリの大泥棒』、オタール・イオセリアーニ『皆さま、ごきげんよう』など数多くの作品に出演した。権利問題が理由で長く劇場で上映されず、またソフト化もされていなかったが、ジャン=リュック・ゴダールやレオス・カラックス、ミシェル・ゴンドリー、デヴィッド・リンチなどの映画人を含む5万人以上の人々が署名活動に協力し、2010 年に監督作品の上映権が復活。エテックス監修のもとデジタル修復を施された作品は、世界各国で再び上映することが可能となり、この10年でエテックスの再評価は格段に進んだ。

今回の特集では、ルイ・デリュック賞を受賞した初長編『恋する男』、トリュフォーが絶賛し、ゴダールがその年のベストテンに選出した代表作『ヨーヨー』、混沌と不条理に満ちた 4 編のオムニバス『健康でさえあれば』、中年男性の恋と妄想を夢幻的に描く初のカラー長編『大恋愛』の長編4作品と、『破局』、アカデミー賞受賞作『幸福な結婚記念日』、『絶好調』の短編3作品の計7作品が一挙公開。

配給:ザジフィルムズ 協力:シネマクガフィン

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▶︎2022年12月24日(土)より公開予定
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《当日料金》一般:1,800円/大学・専門学生:1,300円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,300円/会員:1,200円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,200円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)
毎月1日映画サービスデー:一律1,200円/毎週月曜日サービスデー:一律1,200円

トークショーのお知らせ
●1/28(土)『ヨーヨー』14:55の回上映後
ゲスト:野崎歓さん(フランス文学者)

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