作品案内

〈特集上映〉Visualism 手塚眞アート映画集

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上映日程: 11月19日〜12月2日

手塚眞の映像美学

ヴィジュアリストして独自の美意識により映画を創り続ける異端の映画作家、手塚眞。
『白痴』『ばるぼら』など国際的に評価された劇場映画の一方で、ライフワークのように創られ続けている美学的な短編映画がある。
表現主義、神秘主義、シュールレアリスム、ミニマリスム、構造主義‥‥。
あたかも美術品のような作品は、「視る」ことの原初的な恍惚を促す。
実験映画の代表作品から新たにデジタル化されたフィルム作品、未公開作、そして最新作を作家自らが「black」「blue」「white」の3プログラムにセレクト。
観られる機会の少ない貴重なアートフィルムの特集上映会。

program black 地霊のダンス
日本各地で、ダンス、映像、音楽をコラボレートさせる映画プロジェクト。
ドキュメンタリーでもドラマでもないアプローチで「土地」を描く表現的な連作。
▶︎『OKUAGA』2016/デジタル/20分
出演:松崎友紀 撮影:辻健司 音楽:田口雅之
▶︎『HINOHARA』
2022/デジタル/40分予定 ★最新作初公開
出演:Nourah、芹川有里、他 撮影:辻健司 音楽:赤城忠治、他
▶︎『TUNOHAZU』
2021/デジタル/32分 ★最新作
出演:Cay 撮影:辻健司 音楽:PHONOGENIX

program blue 視覚のエクスタシー
四大元素をモチーフに連作されたシュールでありながら極めて映画的なアート・フィルム。
藤井春日のカメラ、橋本一子の音楽が繊細に絡み合い、至上の映画美学を構築している。
長編映画『白痴』(1999年)の姉妹編とも言える『実験映画』は手塚映画美学の集大成とも言える。
▶︎『NUMANITE』
1995/35mm→デジタル/23分
出演:田中久美子、宮本はるえ、神林茂典、
甲田益也子(ナレーション) 撮影:藤井春日 音楽:橋本一子
▶︎『NARAKUE』
1997/16mm→デジタル/44分
出演:倉田和穂、櫻田宗久、小野みゆき、草刈正雄、ほか
撮影:藤井春日 音楽:橋本一子
▶︎『実験映画』
1999/35mm→デジタル/40分 ©KADOKAWA
出演:永瀬正敏、橋本麗香 撮影:藤井春日 音楽:橋本一子
▶︎『ダニエルとミランダ』
1996/16mm→デジタル/5分 ★デジタル版初公開
アニメーション:手塚眞 音楽:橋本一子

program white フィルムの神秘
映画のコンポジションやメカニズム、テクニックを熟知した作者による紛れもない映画の冒険。
代表的な実験映画から最新のアートフィルムまで。
「Visualism」に貫かれた手塚眞の映画宇宙。映画を志す者は先ずこれを視るべきだ。
▶︎『MODEL』
1987/16mm→デジタル/10分★デジタル版初公開
出演:Evelyn 撮影・アニメーション:手塚眞 音楽:土屋昌巳
▶︎『燐』
1993/16mm→デジタル/3分 ★デジタル版初公開
出演:えとうなおこ 撮影・アニメーション:手塚眞 音楽:大津真
▶︎『MIND THE GAP』
2020/デジタル/24分 ★初劇場公開
出演:サヘル・ローズ、田中玲、ほか 撮影:辻健司 音楽:松岡政長
▶︎『変容』
2022/デジタル/30分予定 ★最新作初公開
出演:蜂谷眞未、岡田帆乃佳 撮影:辻健司 音楽:橋本一子、田口雅之
▶︎『謎 AENIGMA』
2021/デジタル/46分 ★初公開
出演:植田せりな、Nourah、蜂谷眞未、峰のりえ、ほか 撮影:辻健司
音楽:GHOST HARMONIC

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▶︎2022年11月19日(土)より公開予定
▶︎連日21:00より
▶︎お得な3プログラム通し券3,500円当劇場窓口にて発売中(オンラインチケット予約には使用できません)
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《当日料金》一般:1,800円/大学・専門学生:1,300円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,300円/会員:1,200円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,200円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)
毎月1日映画サービスデー:一律1,200円/毎週月曜日サービスデー:一律1,200円

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