作品案内

死霊魂 Dead Souls

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上映日程: 10月3日〜10月9日

『死霊魂』再上映のお知らせ

日頃よりシアター・イメージフォーラムをご利用いただきまことにありがとうございます。この度、8月14日をもって終了した『死霊魂』の上映はコロナ情勢下で先行きが見えない中、座席50%稼働でしたが、予想以上の来場者があり、上映終了1週間前に全席完売となってしまいました。お客様からの再上映希望の声も大きく、また当初ご予約いただいていた方の振替手続きが満席でかなわなかった事例も考慮した結果、10月3日から9日まで連日11:30で再上映を決定することにしました。チケットはご鑑賞希望日の3日前からシアター・イメージフォーラムのオンライン及び劇場窓口で販売します。

『死霊魂』再上映@シアター・イメージフォーラム
2020年10/3(土)〜10/9(金) 連日11:30より/途中休憩2回あり
チケットはご鑑賞希望日の3日前より販売開始

なお、公開延期時のチケットをご購入・ご予約いただいていたお客様で振替をされなかった、もしくは振替ができなかった方は、一般発売にさきがけ、優先的に振替の手続きを行います。オンライン購入の方に関しては、近日中に当館からご案内のメールもしくはお電話も差し上げます。

→チケットの日時振替をご希望の方
・9月1日(火)から10月2日(金)までチケット日時振替窓口を設けます。振替ご希望の方は期間内に必ずご連絡ください。また、席数に限りがありますので、お早めのご連絡をお願いいたします。また、台風、豪雨などの自然災害等の不可抗力で当日休映になった場合はあらためての振替受付をいたしますが、ご希望に添えない場合もあることをご了承ください。ご予約済みのチケットの「予約番号」「お名前」で照会いたします。振替の受付は一回のみとさせていただきます。

・オンライン予約の方の振替受付は9/1(火)正午12:00よりお電話で承ります。
振替受付窓口→シアター・イメージフォーラム 03-5766-0114

・窓口購入の方の振替はシアター・イメージフォーラムの劇場窓口にて承ります。必ずチケットをお持ちください。

(2020年8月14日)

ある日突然、送られた収容所は〈飢餓収容所〉と化した。地獄を生き延びた者たちの証言が死者の魂をよびおこす。『鉄西区』『無言歌』『三姉妹〜雲南の子』のワン・ビン最新作は、8時間を超える渾身の大作!

いまだ明らかにされない中国史の闇、〈反右派闘争〉。1950年代後半、「我々は人民の自由な発言を歓迎する!」と中国共産党が主導した〈百家争鳴〉キャンペーンにのせられ、自由にモノを言ってみたら、〈右派〉と呼ばれ、55万人もの人が収容所に送られたのだ。そこに、大飢餓が重なった。「4500万人の死者を出した史上最も悲惨で破壊的な人災」(フランク・ディケーター著『毛沢東の大飢餓』)ともいわれる凄惨極まりない飢餓によって収容所は地獄と化した。カメラの前で語るのは、生存率わずか10%ともいわれた収容所を生き延びた者たち。2005年から2017年までに撮影された120人の証言、600時間に及ぶ映像から本作は完成した。

扉を開ける第一部から、衝撃がはしる第二部、壮絶にして崇高な第三部へ。いつしかカメラを忘れ、あなたもまた目撃者となる。

背景や状況を提示し、収容所の扉を開ける第一部。飢餓の状況に衝撃がはしる第二部。そして右派を弾圧した側の証言者の重い問いかけと、死の間際にある人々の思いが壮絶にして崇高な第三部へ──。観客はいつしかカメラを忘れ、自らが目撃者となるのだ。デジタルカメラ1台あれば、映画が世界と対峙できる時代に突入したと証明した『鉄西区』以来、たえず映画界を揺るがし続けてきたワン・ビン監督が、忘れ去られた死者の声を掘り返し、忘れるものかと撮りつづけた集大成である。

監督・撮影:ワン・ビン/製作:セルジュ・ラルー、カミーユ・ラエムレ、ルイーズ・プリンス、ワン・ビン
2018年/スイス・フランス/8時間26分(3部合計)/配給:ムヴィオラ

《当日料金》一律:3,900円(大学・専門学生、シニア、会員も3,900円)
※障がい者割引、毎月1日映画サービスデー、毎週月曜日サービスデーはご利用できません
※特別興行につきシニア・学生・会員も均一料金。割引サービスもご利用できません。

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