ニューフィルム・インターナショナル[海外招待部門]


 世界第一線の映画祭、国際美術展よりえり抜いた注目の作品を上映します。レフ・マエフスキ(アメリカ/ポーランド)、ジョシュア・モスレイ(アメリカ)、AES+F(ロシア)らの作品は、昨年の第52回ヴェネチア・ビエンナーレで話題となり、日本で初公開となります。気鋭の映画監督3人に新作を依頼する全州国際映画祭の「チョンジュ・デジタル・プロジェクト」から、ハルン・ファロッキ、ペドロ・コスタ、ウジェーヌ・グリーンの新作中編を上映。

映画祭、美術展の最前線

 レフ・マエフスキ(アメリカ/ポーランド)、ジョシュア・モスレイ(アメリカ)、AES+F(ロシア)。まだ広く知られていない彼らの名前は、昨年の第52回ヴェネチア・ビエンナーレで話題となり、日本でも確実に浸透することでしょう。本フェスティバルでは、インスタレーションとして発表されたこれらの作品を映画版でいち早く公開します。他にも、台北、イスタンブール、ヴェネチア・ビエンナーレで強烈な印象を与えた台湾のチェン・ジェレン初の長編映画、気鋭の映画監督ペドロ・コスタ、ハルン・ファロッキ、ウジェーヌ・グリーンの新作集「メモリーズ」など映画祭、美術展での注目作が目白押しです。

メモリーズ
1作品・102分(韓国)

全州国際映画祭が2000年から毎年開催する「チョンジュ・デジタル・プロジェクト」では、毎年気鋭の映画監督3人に中編作品を依頼。過去にジャ・ジャンクー、ツァイ・ミンリャン、アピチャポン・ウィラーセタクン、諏訪敦彦などが新作を制作。今年はヨーロッパの監督が野心的な作品を発表。

  • メモリーズ[ ビデオ/102分/2007/韓国]
  • 一時中断[ ハルン・ファロッキ/40分]
  • うさぎ狩り[ ペドロ・コスタ/ 23分]
  • コレスポンデンス[ ウジェーヌ・グリーン/39分]
グラス・リップス
1作品100分(ポーランド、アメリカ)

ニューヨーク近代美術館で開催されたレフ・マエフスキ個展のために製作され、2007年のヴェネチア・ビエンナーレでも話題を呼んだ『詩人の血』というインスタレーション作品をベースに作られた長編映画。暴力的な父を持つ青年が、母の死をきっかけに精神を崩壊させる。やがてその記憶は混沌とした美と恐怖の世界へと埋没していく。

  • グラス・リップス
    [ レフ・マエフスキ/ビデオ/100分/2007/ポーランド、アメリカ]
  • アーティストトーク
    5月1日(木)14:30〜、5月4日(日)17:00〜
    「映像による詩作」 レフ・マエフスキ
軍事法廷と刑務所
1作品63分(台湾)

戒厳令下の台北で育った作者の家の前には、軍事法廷と刑務所が建っていた。壁の向こうに収容された政治犯たちについて語ることは、当時全くのタブーだった。戒厳令が解かれて20年後の2007年、そこに台湾人権記念公園がオープンした。隔離・隠蔽されていた事実を「記念」してしまう現在の台湾に、監視や統制は完全に無くなったと言えるのだろうか?ホームレス、大学生、外国人労働者を動員して作者は問いかける。

  • 軍事法廷と刑務所
    [ チェン・ジェレン/ビデオ/63分/2008/台湾]
ラスボス:異形の3D,CGアニメーション
5作品64分(カナダ、アメリカ、ロシア)

コンテンポラリー・アート界大注目のアート・ユニット、ロシアのAES+F、立体アニメーションと、それを正確にモデリングした3DCGの不思議な差異が印象的なジョシュア・モスレイの連作、独創的な破壊的キャラクターによるメルヘンで異彩を放つバリー・ドゥぺ。ゲーム的世界観と無常な現実が織りなすアニメーションの世界。

  • 取り乱した母、子供たちと再会する
    [ バリー・ドゥぺ/ビデオ/25分/2005/カナダ]
  • 通勤[ ジョシュア・モスレイ/ビデオ/5分/2003/アメリカ]
  • ながめ[ ジョシュア・モスレイ/ビデオ/6分/2004/アメリカ]
  • おそれ[ ジョシュア・モスレイ/ビデオ/6分/2007/アメリカ]
  • ラスト・ライオット[ AES+F/ビデオ/22分/2007/ロシア]
ドイツ・エクスペリメンタル・アニメーション
16作品63分(ドイツ)

実験的なアニメーション作家であり、メディア・アーティストであり、ライブ・パフォーマンスも行うドイツの2人のアーティストを特集。原色の粒子が飛び交うハットラーの『衝突』や、極彩色から灰色へ向かう流体の大紀行『_灰色』は抽象表現の新しい扉を開く。

  • アルプラウム[ マックス・ハットラー/ビデオ/5分/2001/ドイツ]
  • ハットラー:To Bed[ マックス・ハットラー/ビデオ/5分/2003/ドイツ]
  • 全ては巡る[ マックス・ハットラー/ビデオ/1分/2004/ドイツ]
  • ハットラー:夜の機械[ マックス・ハットラー/ビデオ/5分/2005/ドイツ]
  • 衝突[ マックス・ハットラー/ビデオ/3分/2005/ドイツ]
  • エコノミー・ウルフ: Theme For Yellow Kudra
    [マックス・ハットラー/ビデオ/3分/2006/ドイツ]
  • エコノミー・ウルフ: Mount Allen[ マックス・ハットラー/ビデオ/4分/2007/ドイツ]
  • IKEA: ハウス・オア・ホーム[ マックス・ハットラー/ビデオ/1分/2007/ドイツ]
  • 漂流[ マックス・ハットラー/ビデオ/4分/2007/ドイツ]
  • ライトメア[ ロベルト・ザイデル/ビデオ/5分/2001/ドイツ]
  • E3[ ロベルト・ザイデル/ビデオ/3分/2003/ドイツ]
  • _灰色[ ロベルト・ザイデル/ビデオ/10分/2004/ドイツ]
  • フューチャーズ[ ロベルト・ザイデル/ビデオ/4分/2006/ドイツ]
  • ダイヴ・ペインティング#1[ ロベルト・ザイデル/ビデオ/1分/2007/ドイツ]
  • 消失の現れ[ ロベルト・ザイデル/ビデオ/1分/2007/ドイツ]
  • フィレティック・ミュージアムでの記録
    [ ロベルト・ザイデル/ビデオ/3分/2007/ドイツ]
  • アーティストトーク 
    4月28日(月)14:30〜、5月17日(土)19:30〜
    「新しい抽象表現」 マックス・ハットラー+ロベルト・ザイデル
トニー・コンラッド作品集
5作品73分(アメリカ)

実験映画の代表的作家を特集するフィルムメーカー・イン・フォーカス第一弾は、伝説的なアヴァンギャルド映像作家で音楽家でもあるトニー・コンラッド(1940〜)の作品を上映。白いコマと黒いコマで構成された構造映画の金字塔『フリッカー』のみで語られがちなコンラッドの核心に迫る。

  • フリッカー[ 16ミリ/25分/1966/アメリカ]
  • フリッカー伯爵の目[ 16ミリ/7分/1967-1975/アメリカ]
  • ストレート&ナロウ[ 16ミリ/10分/1970/アメリカ]
  • 4-X攻撃[ 16ミリ/2分/1973/アメリカ]
  • フィルム・フィードバック[ 16ミリ/14分/1974/アメリカ]
  • フィルム光学のためのブール代数調節(短縮版)[ 16ミリ/15分/1974/アメリカ]
アーティストトーク
 5月1日(木)14:30〜、5月4日(日)17:00〜 Nプログラム
 「映像による詩作」 レフ・マエフスキ
 4月28日(月)14:30〜、5月17日(土)19:30〜 Qプログラム
 「新しい抽象表現」 マックス・ハットラー+ロベルト・ザイデル
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