青春 -春-(第1部) -苦-(第2部) -帰-(第3部)

中国の縫製工場で働く若者たちを描く『青春』第2部。そして掉尾を飾る第3部。「凄い」だけではすまされない、ドキュメンタリーの新たな到達点。ワン・ビン監督最新作、2作品と第1部を同時公開。
『鉄西区』『死霊魂』などで世界で最も賞賛されるドキュメンタリー作家の一人であるワン・ビン(王兵)の最新作。第1部は2023年カンヌ国際映画祭で初上映され、翌年に日本公開。第2部『青春-苦-』は2024年8月のロカルノ映画祭、第3部『青春-帰-』は2024年9月のヴェネチア国際映画祭で世界初上映。『鉄西区』以来の3部作がついにそのベールを脱ぐ!
出稼ぎの若者たちを通じて一つの世代の運命を浮かび上がらせる3部作。第2部は「苦」。ワン・ビンという巨大な作家とともに在る僥倖。中国。子供服の街・織里(しょくり)。その縫製工場で繰り広げられる若者たちの物語は、さらにドラマティックになって行く。ユンはミスばかりして仲間に呆れられ、もう働きたくない。ワンシャンは帳簿をなくしてしまい、社長に賃金は払えないと言われる。社長が取引先を殴っているのを見た。別の工場では、社長が全財産を持ち逃げした。苦々しい交渉の日々。若者たちは春節を祝うため、故郷へと帰る。同じ中国人であってさえ、北京や上海などの都市に暮らす人は、全く知らない一つの世代の運命がここに浮かび上がる。
『青春』-苦-(第2部)/中国語題:青春 苦/226分/配給:ムヴィオラ ※途中休憩あり
春節の休暇が近づき、織里(しょくり)の縫製工場は閑散としている。わずかに残った労働者たちも帰省する。誰もが故郷で春節を祝うために。休暇中に結婚式を挙げるものがいる。でも、故郷には仕事がない。ミンイェンの故郷の雲南は寒い。家にいても息は白く、手がかじかむ。休暇が終わり、労働者たちはまた工場に戻る。働き場所がなくなったものもいる。少年少女のまだ幼い声が響く。新しく若い世代の出稼ぎが、また工場にやってきたのだ。同じ中国人であってさえ、北京や上海などの都市に暮らす人は、全く知らない一つの世代の運命がここに浮かび上がる。
『青春』-帰-(第3部)/中国語題:青春 帰/152分/配給:ムヴィオラ
▶︎2025年4月26日(土)より公開予定
◉特別鑑賞券3回券4,200円/1回券1,700円 当劇場窓口にて発売中(4/24までの取り扱い)
●1週目4/26(土)〜5/2(金)&3週目5/10(土)〜5/16(金)
1部『青春-春-』(3時間35分)11:00-14:40
2部『青春-苦-』(3時間46分)14:55-18:56(休憩あり)
3部『青春-帰-』(2時間32分) 19:10-21:47
●2週目5/3(土)〜5/9(金)&4週目5/17(土)〜5/23(金)
2部『青春-苦-』11:00-15:01(休憩あり)
3部『青春-帰-』15:30-18:07
1部『青春-春-』18:20-22:00
●4/29(火・祝)、5/10(土)は特別上映『鉄西区』(9時間5分)11:30-20:55(休憩2回あり)
●5/5(月・祝)は特別上映『死霊魂』(8時間28分)12:00-20:48(休憩2回あり)
※上記3日は『青春』は休映となります。
※長尺で終映時間が気になる方もいると思うので想定終映時間を記載しておりますが、予告編の都合上5分ほど前後する場合がございます。
《当日料金:1作品あたり》一般:2,000円/大学・専門学生:1,400円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,400円/会員:1,300円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,300円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)/高校生・中学生1,200円
※特別興行につき各種サービスデーは適応しません。ご了承ください。