作品案内

青春 -苦-(第2部) -帰-(第3部)

上映日程: 4月26日〜終了未定

中国の縫製工場で働く若者たちを描く『青春』第2部。そして掉尾を飾る第3部。「凄い」だけではすまされない、ドキュメンタリーの新たな到達点。ワン・ビン監督最新作、2作品同時公開。

『鉄西区』『死霊魂』などで世界で最も賞賛されるドキュメンタリー作家の一人であるワン・ビン(王兵)の最新作。第1部は2023年カンヌ国際映画祭で初上映され、翌年に日本公開。第2部『青春-苦-』は2024年8月のロカルノ映画祭、第3部『青春-帰-』は2024年9月のヴェネチア国際映画祭で世界初上映。『鉄西区』以来の3部作がついにそのベールを脱ぐ!

出稼ぎの若者たちを通じて一つの世代の運命を浮かび上がらせる3部作。第2部は「苦」。ワン・ビンという巨大な作家とともに在る僥倖。中国。子供服の街・織里(しょくり)。その縫製工場で繰り広げられる若者たちの物語は、さらにドラマティックになって行く。ユンはミスばかりして仲間に呆れられ、もう働きたくない。ワンシャンは帳簿をなくしてしまい、社長に賃金は払えないと言われる。社長が取引先を殴っているのを見た。別の工場では、社長が全財産を持ち逃げした。苦々しい交渉の日々。若者たちは春節を祝うため、故郷へと帰る。同じ中国人であってさえ、北京や上海などの都市に暮らす人は、全く知らない一つの世代の運命がここに浮かび上がる。
『青春』-苦-(第2部)/中国語題:青春 苦/226分/配給:ムヴィオラ ※途中休憩あり

春節の休暇が近づき、織里(しょくり)の縫製工場は閑散としている。わずかに残った労働者たちも帰省する。誰もが故郷で春節を祝うために。休暇中に結婚式を挙げるものがいる。でも、故郷には仕事がない。ミンイェンの故郷の雲南は寒い。家にいても息は白く、手がかじかむ。休暇が終わり、労働者たちはまた工場に戻る。働き場所がなくなったものもいる。少年少女のまだ幼い声が響く。新しく若い世代の出稼ぎが、また工場にやってきたのだ。同じ中国人であってさえ、北京や上海などの都市に暮らす人は、全く知らない一つの世代の運命がここに浮かび上がる。
『青春』-帰-(第3部)/中国語題:青春 帰/152分/配給:ムヴィオラ

▶︎2025年4月26日(土)より公開予定
◉特別鑑賞券 発売未定

《当日料金:1作品あたり》一般:2,000円/大学・専門学生:1,400円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,400円/会員:1,300円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,300円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)/高校生・中学生1,200円
毎月1日映画サービスデー:一律1,300円/毎週月曜日サービスデー:一律1,300円

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