ハイパーボリア人
2023年の『オオカミの家』の大ヒットが記憶に新しく、ひろしまアニメーションシーズン2024でオープニング作品としてジャパンプレミアされ大きな話題となった、チリの鬼才アーティスト・デュオ《レオン&コシーニャ》の待望の長編第二作が早くも日本で劇場正式公開!
女優で臨床心理学者でもあるアントーニア(アント)・ギーセンは、謎の幻聴に悩まされるゲーム好きの患者の訪問を受ける。彼の話を 友人の映画監督レオン&コシーニャにすると、2人はその幻聴は実在したチリの外交官にして詩人、そしてヒトラーの信奉者でもあったミ ゲル・セラーノの言葉であることに気づき、これを元にアントの主演映画を撮ろうと提案する。2人に言われるがまま、セラーノの人生を振り 返る映画の撮影を始めるアントだったが、いつしか謎の階層に迷い込み、チリの政治家ハイメ・グスマンから、国を揺るがすほどの脅威が記 録された映画フィルムを探す指令を受ける。カギとなる名前は”メタルヘッド”。探索を始めるアントだったが、やがて絶対の危機が彼女を 待ち受ける......!
監督:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ/脚本:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ、アレハンドラ・モファット
出演:アントーニア・ギーセン
2024年/チリ/スペイン語・ドイツ語/71分/カラー/1.85:1/5.1ch/原題:Los Hiperbóreos/字幕翻訳:草刈かおり
© Leon & Cociña Films, Globo Rojo Films
【同時上映】『名前のノート』
ピノチェト軍事政権下で行方不明になった未成年者たちを追悼する重厚な「描き」アニメーション。 映像、音響(合唱)ともに、こちらも若者たちとのワークショップによって生み出された。
監督:クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャ 脚本:アレハンドラ・モファット、クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
2023年/チリ/スペイン語/8分/カラー/1.85:1/原題:Cuaderno de Nombres/字幕翻訳:草刈かおり
© Leon & Cociña Films, Globo Rojo Films