作品案内

水俣曼荼羅 MINAMATA Mandala

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上映日程: 11月27日〜1月7日

はじまりの海、おわらない世界 原一男のあらたな代表作が生まれた

『ゆきゆきて、神軍』の原一男が20年もの歳月をかけ作り上げた、372分の叙事詩『水俣曼荼羅』がついに公開される。世界的ドキュメンタリスト・原一男が最新作で描いて見せたのは、あの水俣だった。日本四大公害病のひとつ、水俣病。いまもなおこの場所には、病が濃い陰を落としている。不自由なからだのまま大人になった胎児性、あるいは小児性の患者さんたち。末梢神経ではなく脳に病因がある、そう証明しようとする大学病院の医師。病をめぐって様々な感情が交錯する。国と県を相手取っての患者への補償を求める裁判は、いまなお係争中だ。そして、終わりの見えない裁判闘争と並行して、何人もの患者さんが亡くなっていく。しかし同時に、患者さんとその家族が暮らす水俣は、喜び・笑いに溢れた世界でもある。豊かな海の恵みをもたらす水俣湾を中心に、幾重もの人生・物語がスクリーンの中を流れていく。そんな水俣の日々の営みを原は20年間、じっと記録してきた。「水俣を忘れてはいけない」という想いで、壮大かつ長大なロマン『水俣曼荼羅』、原一男のあらたな代表作が生まれた。

監督:原一男
エグゼクティブ・プロデューサー:浪越宏治
プロデューサー:小林佐智子 原一男 長岡野亜 島野千尋
編集・構成:秦 岳志  整音:小川 武
助成:文化庁文化芸術振興費補助金 (映画創造活動支援事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
製作・配給:疾走プロダクション 配給協力:風狂映画舎
2020年/372分/DCP/16:9/日本/ドキュメンタリー
©疾走プロダクション

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《上映時間》連日12:50より
上映時間:6時間12分(3部構成)/各部の間に20分間の休憩が入ります

《当日料金》一律:3,900円(大学・専門学生、シニア、会員も3,900円)
※障がい者割引、毎月1日映画サービスデー、毎週月曜日サービスデーはご利用できません
※特別興行につきシニア・学生・会員も均一料金。割引サービスもご利用できません。

上映後にトークショー開催中
●12月31日(金)12:50の回上映後トークショー。ゲスト:原一男監督
●01月01日(土)12:50の回上映後トークショー。ゲスト:原一男監督

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