走馬灯

雪深い東北の村にわずかに息衝く 生の記憶と地霊の声——————
山の民の姿から未来(つぎ)の民話が生まれる
福島県西会津町奥川。縄文の昔からある山村が、人口減少の末に消えようとしている。残るのは、生まれ育った500人の老人たち。2012年、そこへひとりの男が帰ってきた。福島第一原発事故の後、いてもたってもいられなくなって故郷へと向かった男を迎えたのは、今は亡きばあちゃんと共に育った桜の木だった。
「ここ(村を)を継げよ。誰にも売んなよ。でもここじゃ食っていけねえからなあ。なじょ(どう)する?」
ばあちゃんの声の記憶に導かれ、時が止まったような村に男は馴染んでいく。次第に村人たちの声が聞こえてくる。
「ここがいい。ここで死にてえ。」
都会の物差しで見れば不便で厳しい山奥だが、村人にとっては、遥か昔から先祖たちが生涯を送ってきた命の揺籠だ。ここで人は山神を信仰し、死者と繋がり、命の終わりには親しんだ風景に消えていく。人はキノコのように土地から現れ、木のように生まれたところで死ぬ。男は山神が宿る御神木から新しい家を建てはじめる。先祖がそうしてきたように。
監督・撮影・編集:松井至
プロデューサー:Charlotte Cook
支援:FIELD OF VISION
日本|2026年|113分
© Itaru Matsui
配給:走馬灯上映委員会
公開日:2026年12月12日
▶︎2026年12月12日より公開
●全国共通特別鑑賞券1,600円当劇場窓口にて販売中(オンラインチケット予約には使用不可、12/11までの取り扱いです)
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《当日料金》一般:1,900円/大学・専門学生:1,400円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,400円/会員:1,300円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,300円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)
毎月1日映画サービスデー:一律1,300円/毎週月曜日サービスデー:一律1,300円












