作品案内

鳥を導く

上映日程: 10月31日〜11月13日

スランプに陥った音楽家と、ろう者の姉。懐かしい思い出が詰まった山奥で、自分自身と対峙する

東京で働く晴太は、広告で使用される音楽を作って生計を立てている。そんな中「自由に音楽を作って欲しい」という依頼に、自分が納得する音楽が浮かばずスランプに陥ってしまう。落ち込んだ晴太は行方をくらまし、幼少期に家族と過ごした山奥のペンションへと向かっていた。一人音楽と向き合う晴太だが、鳥の鳴き声に魅了され録音することに夢中になる。そこへ、ろう者の姉・あずみが現れて・・・。

都会暮らしで自分らしさをすり減らした主人公・晴太を演じるのは、これが映画初主演となる稲川悟史。ろう者の両親のもとで育ったルーツを持ち、本作では父とともに手話の監修や指導も担った。物語に瑞々しさを与える晴太の姉・あずみを演じるのは、伊藤高志監督『三人の女』(2016)で主演を務め、尾崎健監督『やさしいフルスイング』(2017)へも出演する田中志朋。本作ではマイペースでパワフルな姉を演じ、強い存在感を放つ。あずみのパートナー・太一には、第39回ぴあフィルムフェスティバルにて審査員特別賞に輝いた『沈没家族』の監督としても知られる加納土。第73回ベルリン国際映画祭フォーラム部門へ出品された太田達成監督『石がある』(2022)などに続いて、今回は言語の壁を飄々と乗り越える太一を、ユーモラスに演じている。3年という制作期間を経て、ある青年が雄大な自然の中で見失った音楽と向き合い、新たな自分を発見する物語が完成した。

2024年/78分/日本
監督・脚本:尾崎健
出演:稲川悟史、田中志朋、加納土、鈴木睦美、山中志歩、富川一人

▶︎2025年10月31日より2週間限定公開

《当日料金》一般:1,900円/大学・専門学生:1,400円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,400円/会員:1,300円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,300円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)
毎月1日映画サービスデー:一律1,300円/毎週月曜日サービスデー:一律1,300円