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No.1087 誉田千尋 117
2025 10/17 Fri. - 10/20 Mon.

      日時

    10/17-10/20
    14:00〜20:00
    ※17日のみ17:00〜

      会場

    • イメージフォーラム3F「寺山修司」
      東京都渋谷区渋谷2-10-2
      TEL. 03-5766-0116

      当日受付

    • 一般700円/会員500円


    • 協力:株式会社ダゲレオ出版


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イントロダクション

映画が上映され、電話が登場し、出演者がいて観客がいる。ここはミニシアターだろうか? しかしこれは映画でなく、電話でもなく、出演者でもなく観客でもない。時間だけ現実? 否。デジタルトランスフォーメーションは、見た目を変えずに世界を裏返して繋ぎ直す。いま現実とは何か?
--松井茂(詩人、IAMAS教授)

多くの実験的な映像作品の音響を手掛けてきた誉田は、聴取の体験がもたらす「いま、ここ」の感覚と、それを強化するために行使されるさまざまな「技法」に関心を抱いてきました。この技法とは、遠い過去の出来事や知覚できない対象をありありと現前させるための巧妙な語り=レトリックであり、その延長線上にある様々な媒体による演出を指しています。
いっぽうで、映画・録音・通信さらには標準時刻のような近代的な諸「技術」は、時間と空間を超えた同期の経験を私たちにもたらしました。インターネットが生活に欠かせないインフラとなった今日、その同期の精緻さはますます加速しているかのようです。
NTTの電話時報サービスを題材にしたインスタレーション《117》は、こうした「技法」と「技術」の絡み合いから生まれる摩訶不思議な「いま、ここ」の感覚を、ユーモアと批評精神をもって提示する「実験映画」です。それはサウンドデザインの実践と逸脱をとおして、情報社会のアクチュアルな問題系へと私たちを接続します。(誉田千尋)



アーティストトーク

ゲスト:  川添彩(映画監督)
日時:  10月17日(金)20:00 - 20:30



誉田千尋

1992年愛知県生まれ。岐阜県在住。多摩美術大学映像演劇学科を中退後コンピュータ音楽を独学。情報科学芸術大学院大学[IAMAS]修士(メディア表現)。2010年代初頭から表現活動を開始。映画のためのサウンドデザインや電子音響音楽で評価を得る。2023年、これまでの活動を総括し、「誉田千尋」名義で活動を再開。音と環境への「批判的な没入」をテーマに、音響再生産メディアを使用した作品を制作している。
林暢彦名義での映像作品のサウンドデザインも多数。近作に、川久保ジョイ《Slow Violencello》(2024)、川添彩『とおぼえ』(2022)など。
作家webサイト:https://www.homuta.xyz