作品案内

仮設の映画館

logo_tc
上映日程: 5月2日〜10月31日

新型コロナウィルスの感染拡大により、映画館は休館を余儀なくされ、観客は映画館に足を運べない状況が続いています。そこでわたしたちはインターネット上に「仮設の映画館」を限定的に開設することにいたしました。映画監督の想田和弘氏と配給会社・東風の発案で、シアター・イメージフォーラムだけでなく全国の映画館が参加しています。あくまでもこの苦難を乗り越えるための一時的な「仮設の映画館」です。いつかこの事態が収束したら、「本物」のシアター・イメージフォーラムにご来館くださいますようスタッフ一同、願っております。

仮設の映画館のホームページはこちら

以下は現在配信中の作品一覧です。

・『精神0』→7/3(金)まで
・『グリーン・ライ エコの嘘』→6/26(金)まで
・『タレンタイム 優しい歌』→6/30(金)まで
・『プリズン・サークル』→7/10(金)まで
・『タッチ・ミー・ノット』
・『うたのはじまり』
・『大海原のソングライン』→9/30(水)まで

・ご鑑賞方法ですが、作品ごとに配信期間・鑑賞期限/方法は異なりますので、詳しくは各上映作品のページをご覧ください。
・ご鑑賞には映像配信サイトvimeoへの登録と、クレジットカードの登録が必要です。


以下、「仮設の映画館」の特設ページより引用します。

観客が映画館へ足を運べない状況に対して 合同会社 東風

 ご承知のように新型コロナウイルスの影響は、映画にとっても甚大です。劇場が休館を余儀なくされたり、たとえ上映を続けていても観客が安心して鑑賞することができなければ、いずれは劇場だけでなく配給会社も製作者も閉館や廃業ということになりかねません。いま脅威にさらされているのは、観客、劇場、配給、製作者によってまわっている「映画の経済」です。では、新作映画を楽しみにしている観客、劇場、配給、製作者、みんなにとって何かよいことができないか。新作『精神0』の公開を控えた想田和弘監督と配給会社東風のスタッフで相談しました。

そこで予定していた劇場公開と並行して、インターネット上に「仮設の映画館」をつくってみることにしました。ここには賛同してくれた全国各地の劇場が軒を連ねています。観客は、どの映画館で作品を鑑賞するのかを選ぶことができます。そして、その鑑賞料金は「本物の映画館」の興行収入と同じく、それぞれの劇場と配給会社、製作者に分配される仕組みです。

これは、新型コロナウイルスの脅威によって停滞している「映画の経済」を回復させるための試みの一つです。そして、この認識と方法とを全国の劇場、配給会社、製作者、そして映画ファンのみなさんと広く共有することによってはじめて「仮設の映画館」は有効かつ持続可能な施策となり、ともにこの状況を乗り切ることができるのではないか。そのように考えています。

さてまずは最寄りの劇場へ。そして、たまには懐かしい街の劇場を訪ねてみてください。もちろん状況が改善したら、ぜひ「本物の映画館」に足をお運びください。ここはあくまで「仮設の映画館」です。

「仮設の映画館」概要

鑑賞方法:作品ごとに配信期間・鑑賞期限/方法は異なりますので、詳しくは各上映作品のページをご覧ください。

鑑賞料金の分配:プラットフォームの使用料等を差引後、一般的な興行収入と同様に、劇場と配給とで5:5で分配。さらに配給会社と製作者とで分配します。なお上映を予定していた劇場がそれぞれの事情により休映・休館した場合も「仮設の映画館」では続映し、その収益の分配の対象となります。

オフィシャルサイトはこちら