コンテンポラリー・ダンスにとって、映像は一つの表現媒体としてさらに重要になっています。カメラを通してダンサーたちは己の身体を拡大・膨張させ、新たな次元へとステップを踏み出します。巨大な木製の箱の中で繰り広げられる超絶的な身体パフォーマンスに複雑に絡み合うカメラワークが、視覚に心地よい肉体感覚をオーバーラップさせる『アメリア』。カメラを持ちこむことが決して許されなかったピナ・バウシュの創作現場に入り込み、その作品生成の秘密をドキュメントした『ピナ・バウシュの吐息』は特に必見です。

● アーティストトーク
Lプログラム ビデオ・ディクショナリー
5月4日(木)12:00〜
1 分間で一つの単語を映像で表現した辞書をアーティストによって作ろう、というプロジェクト「ビデオディクショナリー」のキュレーター、マヌエル・サイス(ビデオ・アーティスト)が来日、上映後にトークを行います。

Mプログラム 聖なる場所で
5月1日(月)12:00〜、5月3日(水)17:00〜
イギリスの映像作家サラ・マイルズの新作「NO PLACE」は、ロンドンで繰り広げられる少女的コスプレ変身譚。「オズの魔法使い」のドロシー、「めまい」のジュディ、「リング」の貞子等バッドガールのイコンがロンドンに降臨する…。作家のサラ・マイルズが来日。創造の秘密を披露します。

●上映作品スチール(クリックで各作品の上映プログラムへ)
プライベート・ヒル
ワールドリー・デザイアーズ
グローバル・グループ
アメリア
いなかもの
NO PLACE
消失点
ピナ・バウシュの吐息
賛歌No.1
ナムジュン・パイク
セクシャル・ヒーリング
ケージに捧ぐ