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寺山修司 実験映像ワールド
プログラムD
2006/12/15

寺山修司自らが「私の詩、私の暴力、私の猥談、私の名刺」と呼んだ実験映画の数々。マルチスクリーン、特殊スクリーン、ライブパフォーマンス等、特に稀少な作品を特集した1度限りの特別プログラム。「映画を疑う」急先鋒としての寺山修司の試みを、イメージフォーラム3階「寺山修司」で体験しよう。

  • 審判

    審判
  • 父

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    記憶のカタログ

    受付

  • 当日900円 会員600円

    上映作品

  • ローラ
    寺山修司/16mm・特殊スクリーン/9分/1974
  • 青少年のための映画入門
    寺山修司/16mm・3面マルチ/3分/1974

  • 寺山修司/16mm(ビデオ版)/3分/1977
  • 記憶のカタログ
    田中未知/16mm(ビデオ版)/3分/1977
  • 審判
    寺山修司/16mm・特殊スクリーン/34分/1975
  • タイムテーブル

日付 6:30, 8:30
12/15

ローラ

スクリーンの中の女優たちに挑発された観客は映画の中に飛び込む。「いままで、スクリーンの中は禁じられた聖域として、観客と別の世界に生きていたわけであるが、ここでは観客がスクリーンの中へ入ったり出たりできるのである。」(寺山修司) *ベナルマデナ映画祭特別賞受賞/ベルリン国際映画祭特別上映

青少年のための映画入門

三台の映写機により投影される三つの異なるイメージ。「いかなる筋書きにも縛られず、逆に意図的に多くの筋書きが読みとれる映像を暗示させ、強力な覗き趣味的なアピールを持っている。この映画を見ると、映画のはかなさ、束の間の流れを、強く意識させられる。」(トニー・レインズ)

1977年の第2回100フィート・フィルム・フェスティバル(イメージフォーラム主催)に出品された2面マルチ上映作品。初上映以降、永らく上映されておらず消失したと思われていた、幻の作品。発見された左画面のみの上映。

記憶のカタログ

1977年に寺山修司が主演した、田中未知による短編作品。「たゞの鉛筆が、"その鉛筆"に変わること。」(田中未知)

審判

釘の映画。最後に観客がスクリーンに釘を打ち込むことで映画は終わる。「これは「釘の映画」である。釘の解釈学、あるいは、一人の詩人による釘オロジーであり、イメージの釘学大全でもある。」(岸田理生) *ベナルマデナ映画祭特別賞受賞















寺山修司 実験映像ワールドA,B,Cプログラム
シアター・イメージフォーラムで連続レイトショー

プログラムA ( 6作品96分):
『檻囚』『トマトケチャップ皇帝 (短縮版)』『ジャンケン戦争』『蝶服記』『迷宮譚』『疱瘡譚』 プログラムB( 5作品103分):
『消しゴム』『マルドロールの歌』『一寸法師を 記述する試み』『二頭女─影の映画』『書見機』 プログラムC( 1作品75分):
『トマトケチャップ皇帝 オリジナル完全版』
日 程:
12.9(土) C/12.10(日) B/12.11(月) A/12.12(火) C/12.13 (水) B/12.14(木) A/12.15(金) C (各日21:00より)
料 金:
一般・学生1200円/シニア・会員1000円