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No.1079 イメージフォーラム映像研究所
2024年度卒業制作展
2025 3/20 Thu., 21 Fri., 22 Sat., 23 Sun.

    タイムテーブル Timetable

3/20(木) 21(金) 22(土) 23(日)
11:00 --- --- F
(終)12:00
D
(終)12:35
13:30 --- --- G
(終)14:50
E
(終)15:00
15:15 --- --- H
(終)16:30
A
(終)16:50
17:00 F
(終)18:00
A
(終)18:35
C
(終)18:35
B
(終)18:40
18:50 G
(終)20:10
B
(終)20:30
D
(終)20:25
---
20:45 H
(終)22:00
C
(終)22:15
E
(終)22:15
---


    会場 Venue

  • イメージフォーラム3F「寺山修司」
    東京都渋谷区渋谷2-10-2
    TEL. 03-5766-0116

  • Image Forum 3F "Terayama Shuji"
    2-10-2 Shibuya, Shibuya-ku, Tokyo
    TEL. +81-3-5766-0116

    当日受付 Door

  • 一般500円/会員・リピーター300円

  • ※10分前開場/自由席/各回入替制
  • ※各回上映後に作家紹介あり


  • missing out

    missing out
  • one last bite

    one last bite
  • 結び目のようなもの

    結び目のようなもの
  • 正しいの反対は左

    正しいの反対は左
  • 遊離

    遊離
  • Remember Me Behind Your Eyelids

    Remember Me Behind Your Eyelids
  • ANIMAL SICKNESS GURU GURU

    ANIMAL SICKNESS GURU GURU
  • For her

    For her
  • 新しい何か アダムと西、パリと西

    新しい何か アダムと西、パリと西
  • 横浜市西区みなとみらい2丁目開放特区

    横浜市西区みなとみらい2丁目開放特区
  • ぺらぺら

    ぺらぺら
  • 遠鳴り

    遠鳴り
  • アウンサンスーチーを探して

    アウンサンスーチーを探して
  • キッチンのうた

    キッチンのうた
  • その眼が見ていた光

    その眼が見ていた光
  • 蝶を夢む

    蝶を夢む
  • The Longest Table

    The Longest Table
  • あかるい世界

    あかるい世界
  • 非燃物

    非燃物
  • Luca

    Luca
  • あるいはあなたは深く険しい山

    あるいはあなたは深く険しい山
  • duration

    duration
  • The Praying of Sema

    The Praying of Sema
  • 「4ー8」冒頭+予告

    「4ー8」冒頭+予告
  • バイバイ(仮)2025.3ver.

    バイバイ(仮)2025.3ver.
  • 廻る

    廻る
  • 虚郷

    虚郷
  • ぶった/ぶたれた

    ぶった/ぶたれた
  • 不器用なダンス

    不器用なダンス
  • INTERLUDE

    INTERLUDE
  • Logos Pathos

    Logos Pathos
  • Rolling Ball

    Rolling Ball
  • Weaving Gauze

    Weaving Gauze
  • Das Lied der D. --Dの歌--

    Das Lied der D. --Dの歌--
  • 脱力スーハー

    脱力スーハー
  • In the Labyrinth

    In the Labyrinth
  • M69

    M69



  • flyer



  • 映像作家への第1歩


    多くの映像作家を輩出してきたイメージフォーラム映像研究所の2024年度(第48期)卒業制作展。
    今年は映像アートコース、アニメーションコース、専科コース合わせて39作品を8プログラムで上映。
    1年を通じて築かれたイメージが鮮やかに結実する、映像作家への第1歩。



    上映プログラム


    Aプログラム(6作品78分)

    missing out  かないりょうすけ / 13分 / 2025年〈映像〉

    都心の街灯や看板が作り出す、人々の注意を惹き、欲望を喚起する光。見逃すことへの恐怖(fear of missing out)に駆られて消費する日々を過ごしつつ、その光をカメラに収め続けるにつれて光の美しい滲みや脈動に魅せられるようになった。(K.R)



    one last bite  築山 知世 / 4分 / 2025年〈アニメ〉

    賑わうレストランの一角に座る、険悪な様子の男女。
    冷え切った2人の関係とは裏腹に、オーダーしたピザは焼き上がっていく。
    ピザのドロリとした質感で女性の執着を、ワンカット下スクロールの画面にすることで、2人の関係性が堕ちていく様子を表現しました。(T.C)



    結び目のようなもの  橘田 裕 / 15分 / 2025年〈映像〉

    本棚は私にとって迷宮のようなものだ。本と本の間に自分なりの意味連関を見出す。本の中の遠い世界と自分の実生活に近しいものを感じ取る。自分だけがその迷宮をさまようすべを知っている。本を読むことは遠くの世界へ向けるまなざしでもあり、自分自身の世界へと向けるまなざしでもある。(K.Y)



    正しいの反対は左  Yongha James Hwang / 10分 / 2025年〈映像〉

    右手を怪我してしばらく左手で暮らす。
    日本語学校の友人たちは新聞を配り、私は白犬に会いに行く。
    左手はたどたどしく、正しくない。
    左手は右手が残した生活を一時的に忘れ、白犬に餌を差し出し、ゆっくりと右手の届かないものをなぞる。

    I injure my right hand and live with my left hand for a while. My friends from Japanese language school deliver newspapers, and I go to meet a white dog. My left hand is clumsy and imprecise. The left hand temporarily forgets the lives left behind by the right hand, offers food to the white dog, and slowly traces things that the right hand cannot reach. (Y.J.H)



    遊離  祐 / 18分 / 2025年〈映像〉

    見慣れた街が揺らぐ様を発見した。
    どこか嬉しく思う自分がいる。

    時折り息苦しく感じているからだ。
    作られたシステムの中で暮らしていることを。(Y)



    Remember Me Behind Your Eyelids  viewscaper / 18分 / 2025年〈映像〉

    映画館でスクリーンを見ながら考えごとをしていると、無造作に打った複数の点が見たことのないかたちを生成する。それをなんと呼んでもよい自由さを手がかりに制作した今作品は、昨晩見た夢のようなものだが、身体の独自性に基づいた個人的示唆に溢れている。(v)





    Bプログラム(3作品82分)

    ANIMAL SICKNESS GURU GURU  沖本 叔郎 / 13分 / 2025年〈映像〉

    名古屋ぐる大阪ぐ東村山ぐるぐ蕨ぐるぐる西川口ぐる新潟市ぐるぐるぐ浦和ぐ新宿七丁目ぐるぐるぐる三軒茶屋ぐるぐ行徳ぐる市川ぐるぐる浦和ぐるぐ
    渋谷イメージフォーラム寺山修司←イマココ!とまれ、みよ!
    導演 沖本叔郎 + サックス奏者 岩田史温(O.J)



    For her  藤田 絵梨子 / 14分 / 2025年〈映像〉

    ジョロウグモの寿命は一年足らずで寒い冬を越すことは出来ないと言われている。彼女たちの生涯の終わりを前に私は何もすることが出来ず、ただ観察する。彼女と私の隙間。夏〜冬自宅庭にて。(F.E)



    新しい何か アダムと西、パリと西  西 一平 / 55分 / 2025年〈映像〉

    新しい何かを追い求め続ける中年男の西。残りの人生で、彼は何を得て何を失うのか。(N.I)



    ※チラシに情報掲載しておりました『Aizenmyo-ou The Game Of Love』(6分)は、作者の都合により上映取りやめとなりました。何卒ご了承下さい。



    Cプログラム(6作品77分)

    横浜市西区みなとみらい2丁目開放特区  福田 和将 / 15分 / 2025年〈映像〉

    『関係者以外立入禁止』
    日常生活をしている我々には
    工事中の建築現場の中の様子は
    見る事も体験する事もできない。

    危機感・悲壮感が漂う戦場のような廃墟は
    日常の安全なキラキラした世界とは
    同じ場所でも時間が違うだけ。

    真逆な世界の対比を
    重ねてみる。(F.K)



    ぺらぺら  帖佐 小雪 / 5分 / 2025年〈映像〉

    ありふれた日常の風景、生活の中にある様々な色や形、全ての瞬間がコラージュによって再構築され、瞬くように移り変わっていく。(C.K)



    遠鳴り  野原 由香利 / 5分 / 2025年〈映像〉

    宵闇に月がのぼる
    少年が走らせる自転車は何処へ?
    追憶の覚めやらぬ一人の男
    ひしゃげた耳に届くのは海鳴り
    あたりに響き渡るのは遠鳴り
    海辺で観た幼き日の幻影
    終には波間に消えた夢の断片

    目覚めてみれば
    そこは紅葉色づく終着の地
    秋風に揺れるのは
    木の葉か 男の運命か(N.Y)



    アウンサンスーチーを探して  廣瀬 洋子 / 12分 / 2025年〈映像〉

    アウンサンスーチーは、2021年ミャンマーの軍政クーデターの後に33の罪状で逮捕され、禁固33年の刑が確定した。45年来の友である作者はプライベートな視点から彼女との思い出を語る。戦時中のビルマと日本の裏工作、友情と裏切り、父親への想いを通して、戦争で死んでいく若者たちを思う。(H.Y)



    キッチンのうた  綿貫 楓 / 12分 / 2025年〈映像〉

    「生きるためのキッチンは ゆたかな場所でもあった
    そのキッチンで私は 撮っていたということ もう撮れないということ
    その場所にあったということ うたっているということ」(W.K)



    その眼が見ていた光  田中 永峰 良佑 / 28分 / 2025年〈映像〉

    彼が生まれ育ったのはフィリピンだという。しかし行ったことがない私はその場所が想像できず、もどかしかった。だからそこへ行くことにした。その眼に見えているなにかに、この眼に見えていないなにかに、少しでも触れるにはどうしたらいいんだろう。(T.N.R)





    Dプログラム(5作品84分)

    蝶を夢む  大内 久子 / 2分 / 2025年〈アニメ〉

    テーマは相思相愛。
    時は、七夕前夜と七夕、銀河祭の夜。
    場所は日本のとある山のふもとの湖。サイダーゼリー湖。
    月の精で、魔法が使える黄色い蝶のキラ君。
    湖面を飛びながら、沢山の花や葉で飾る、桃色のお魚のウイちゃん。
    2人の出会い、馴れ初めのお話し。(O.H)



    The Longest Table  つもりまいこ / 13分 / 2025年〈映像〉

    The Longest Tableと呼ばれる机のはなしを聞いた。テーブルはキャンドルにも例えられるlifetimeのようなんだとか。そこに座ると形の見えなくなった命が姿を現すんだとか。You may not see or you may see.(T.M)



    あかるい世界  石塚 麻歩 / 4分 / 2025年〈アニメ〉

    変わらない季節 あたたかな海 街の抜け殻 また、朝焼けの光(I.M)



    非燃物  綿貫 孝哉 / 15分 / 2025年〈映像〉

    燃えにくいものがある。これは空想のことではない、イメージのことでもない、質量を持たないもののことではない。物質ではあるのだが、燃えること自体を知らない世界の産物である。(W.T)



    Luca  松井 ゆきの / 50分 / 2025年〈映像〉

    自身に空虚感を覚え、どうしてここにいるのだろうと考えだしてしまう。そこで辿り着いた孤独な祖先「Luca」に自身を重ねる。存在の基底である生命から孤独、少女、旅人、日常へとイメージが展開され、社会における意味の外にいる曖昧な存在を描く自伝的日記映画 (M.Y)





    Eプログラム(6作品77分)

    あるいはあなたは深く険しい山  吉川 日奈子 / 10分 / 2025年〈映像〉

    登山が趣味で活動的だった祖母が、部屋で横になっていることが増えた。何かが変化していくこととどう接するべきか考えるとき、つきまとうある種の得体の知れなさ。自然の風景と彼女を見つめる視線が同じものであると気づくとき、得体の知れなさは安堵に変わる (K.H)

    ※本作はチラシ掲載のタイトルから変更が生じました。ご了承ください。



    duration  イトウタケシ / 18分 / 2025年〈映像〉

    運動と静止。映画と連続写真のはざま。引き伸ばされ細切れにされた時間、奥行きを欠いたレリーフ状の空間の中で、観る者の視線は彷徨い出す。(I.T)



    The Praying of Sema  Ririko Utsunomiya / 1分 / 2025年〈アニメ〉

    トルコのある村に暮らす女の子とその祖父。女の子は祖父から、先祖代々伝わる神聖な舞踏「セマー」を教えてもらう。セマーとは、回転しながら神に祈る儀式。女の子はくるくると回る中で、神様と一体になるような感覚を覚える。(R.U)



    「4ー8」冒頭+予告  團 わたる / 3分 / 2025年〈アニメ〉

    はさみ【×鋏/剪=刀】
    読み方:はさみ

    1 )動かなくなったものを2枚の刃で挟んで切る道具。「裁ち―」
    2 )モィアニアなどの節足動物の脚の、物をはさむような形に発達した部分。これをもつ脚を鉗脚(かんきゃく)という。 (D.W)



    バイバイ(仮)2025.3ver.  ヤノトシオ / 25分 / 2025年〈映像〉

    撮るべきものも表現したい事も無かったので無理やり絞り出した日記映画です。日記なので完成はなく私が死ねば終われるのですが、これより他の作り方が出来なかったという事もまた日記的です。
    様々なタイミングで支えて下さった方々に感謝いたします。(Y.T)



    廻る  川村 愛 / 20分 / 2025年〈映像〉

    映像と現実の交差を通じて、虚構と現実が私たちの意識をどのように行き来するかを考えるための作品。光を放つということ、そしてその行為が権力と常に結びついてきた歴史について、自己の身体とともに考察する。(K.A)





    Fプログラム(1作品50分)

    虚郷  遠藤 大致 / 50分 / 2025年〈映像〉 ※特殊映写作品

    映像は我々を拘束する。ではその拘束の外には何があるだろうか。私はその問に挑戦したい。映画と言われるものを作りそれを徐々に分解する。これは長い問との対話の始まりの作品である。ああああああああああああああああああああああああああああああああああ(E.D)





    Gプログラム(6作品58分)

    ぶった/ぶたれた  住本 尚子 / 10分 / 2025年〈専科〉

    ビイビとモグはケンカをしている。お互いに蚊を叩こうとしていただけなのに!ビイビと仲違いして家を出たモグは、ある蚊の組織に誘拐される…。パワハラや性加害などを行い続ける人間の愚かさを、人間以外の生き物と共に見つめるために作りました。(S.N)



    不器用なダンス  山 裕也 / 15分 / 2025年〈専科〉

    DIYプログラミングで作られたガラクタ映像を集め、コラージュした作品。高度な処理を施した映像が氾濫する一方で、この映像はデジタルとよばれていた2000〜2010年代の記憶を呼び覚ます。デジタル的なバグって、これから消えていくかもしれない。(Y.Y)



    INTERLUDE  野畑 太陽 / 5分 / 2025年〈専科〉

    時間は人と共有しているようで、個人個人の感覚の中で引き伸ばされたり縮んだりしていると思います。
    感覚と認識の中にある時間と空間を描きたいと思い制作した作品です。(N.T)



    Logos Pathos  Kohei Okumura / 7分 / 2025年〈専科〉

    理性と詩性、社会人としての自覚と生命としての喜び。物事の二面性。
    果たして、デジタルなものは詩性を有するのか。(K.O)



    Rolling Ball  中田 喜之 / 7分 / 2025年〈専科〉

    映像の層
    映像に重なる映像を転がり移動する赤い球
    思い出の写真を広げたように
    空白を赤い球の記憶が埋め尽くす
    転がり続ける限り景色は変わる
    過去の記憶を上書きしていく
    赤い球の旅(N.Y)



    Weaving Gauze  石田 百合 / 14分 / 2025年〈専科〉

    ガーゼ(gauze)の語源は、アラビア語で生糸を意味する”gazz”に由来する、といわれたり、
    パレスチナの綿産地であるGaza で織られていたから、といわれる。
    願いを込めて、空に手をのばし雲から糸を紡ぎだし、目には見えぬガーゼを織り続ける。(I.Y)



    ※チラシに情報掲載しておりました『つる』(5分)は、作者の都合により上映取りやめとなりました。何卒ご了承下さい。



    Hプログラム(4作品63分)

    Das Lied der D. --Dの歌--  鈴木 葉月 / 4分 / 2025年〈専科〉

    怪曲『Dの歌』――Das Lied der D. ――
    SO-SI SUZUKI + JUN MORITA
    のサウンドに沿ったドローイングアニメーション(S.H)



    脱力スーハー  長谷川 謙之直 / 10分 / 2025年〈専科〉

    8秒吸って2秒とめ4秒吐いて2秒とめる。深呼吸は人類を救う。(H.K)



    In the Labyrinth  朝倉 小冬深 / 4分 / 2025年〈専科〉

    時間は直線的に進まない。過去・現在・未来が交錯する世界の中に私はいて、私の中には生きられなかった多数の時空が存在する。T.S.エリオットの詩に触発されて、存在の不思議を描きました。(A.S)



    M69  若林 みちる / 45分 / 2025年〈専科〉

    東京。1945年3月10日、午前0時過ぎ。劫火。
    一晩で、およそ10万人が亡くなった。死者の多くが、母と子であった。
    そこで揺れ動く灰色の影は、視界を追い回す――長く赤い夜。
    生者は死者を追い越してゆく。気配の水滴は町の境界線に飛び散ったまま。(W.M)





    映像:映像アートコース
    アニメ:アニメーションコース
    専科:専科コース