作品案内

ノベンバー NOVEMBER

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上映日程: 10月29日〜12月16日

11月に”死者の日”を迎えるエストニアのある秘められた寒村──そこでは世にも不可思議な「純愛」が契られようとしていた。目も眩む美しいモノクロームの映像美でその甘美な悪夢を描いた、東欧ダーク・ラブストーリー。

月の雫の霜が降り始める雪待月の11月、「死者の日」を迎えるエストニアの寒村。戻ってきた死者は家族を訪ね、一緒に食事をしサウナに入る。精霊、人狼、疫病神が徘徊する中、貧しい村人たちは”使い魔クラット”を使役させ隣人から物を盗みながら、極寒の暗い冬をどう乗り切るか思い思いの行動をとる。農夫の娘リーナは村の青年ハンスに想いを寄せているが、ハンスは領主のドイツ人男爵の娘に恋い焦がれる余り、森の中の十字路で悪魔と契約を結んでしまうのだった──。

原作はエストニアの作家アンドルス・キビラークのカルト的ベストセラー。東欧の映像詩人ライナー・サルネ監督は“全てのものには霊が宿る”というアニミズムの思想をもとに、異教の民話とヨーロッパのキリスト教神話を組み合わせ映画化。その独創性に溢れた映像美が高く評価され、観客を魅了。2018年アカデミー賞外国語映画賞のエストニア代表に見事選出された。日本では、同年に開催された第10回京都ヒストリカ国際映画祭「ヒストリカワールド」部門で上映され、高い評価を得ている。儚い恋心に揺れる娘リーナを演じるのはレア・レスト。男爵の謎めいた娘は、パフォーマンス・アーティストのジェット・ルーナ・エルマニス。農家の青年ハンスにヨルゲン・リイイク。男爵には、本作が遺作となった『ムカデ人間』(10)でカルト的人気の名優ディーター・ラーザー。

2017年/ポーランド・オランダ・エストニア/B&W/115分/5.1ch/16:9/DCP/原題:NOVEMBER
配給:クレプスキュール フィルム
監督・脚本:ライナー・サルネ/原作:アンドルス・キビラーク/撮影:マート・タニエル
出演:レア・レスト、ヨルゲン・リイイク、ジェッテ・ルーナ・ヘルマーニス、アルヴォ・ククマギ、ディーター・ラーザー

▶︎2022年10月29日(土)より公開予定
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《当日料金》一般:1,800円/大学・専門学生:1,300円(学生証の提示が必要)/シニア:(60歳以上)1,300円/会員:1,200円(会員証の提示が必要・同伴1名まで同額割引)/障がい者割引:1,200円(手帳の提示が必要・付添いの方1名まで同額割引)
毎月1日映画サービスデー:一律1,200円/毎週月曜日サービスデー:一律1,200円

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