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巨大な目玉のマスクに、タキシード。奇妙奇天烈な出で立ちで摩訶不思議な音楽を奏でる覆面アーティスト。その名もザ・レジデンツ。近年、バンクシーやダフトパンクなど素顔を隠したアーティストは数多く存在するが、ザ・レジデンツの覆面歴は実に40年以上!そのあまりの徹底振りから「実は彼らの正体は変装したビートルズではないか?」と噂されたほどで、現在も様々な憶測が絶えない。

ダミ声のボーカルに、まぬけなコーラスと飛び交う電子音。もはやジャンル分け不可能なザ・レジデンツは多くの音楽ファンと困惑させたものの、徐々に中毒者が続出。現在では熱狂的なファンが世界中におり、初期のミュージックビデオはニューヨーク近代美術館に収蔵され、アート作品としての評価も高い。

膨大なアーカイブ映像と、多くの関係者がインタビューで明かすザ・レジデンツの秘話。そして結成40 周年を記念したツアーにドン・ハーディー監督が密着。果たしてザ・レジデンツとは何なのか。音楽史最大の謎が遂に遂に明かされる!?
ドン・ハーディーはサンフランシスコのベイエリアにあるドキュメンタリー製作会社KTF Filmsの共同設立者。児童虐待によって人生を狂わされた家族を描いたドキュメンタリー『Witch Hunt』(2008)で映画監督としてのキャリアをスタートした。2011年にはテロの犠牲者をテーマにした『Love Hate Love』(2011)を監督。トライベッカ映画祭でプレミア上映された。薬品に使用される未検査の化学物質の是非をテーマにした『The Human Experiment』は2013年にミルヴァレー映画祭とアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭で初上映され、2015年には劇場公開された。バットマンに憧れる白血病で闘病中の少年の夢を叶えるため集結したボランティアたちの姿を追った『バットキッド・ビギンズ』(2014)では撮影監督を務めた。日本ではDVDが発売されている。『めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービー』は2015年のSXSWでプレミア上映された。そのほかこれまで撮影・編集を手がけた作品は、エミー賞、エドワード・R・マロー賞、AP通信賞など多くの賞を受賞している。またサンフランシスコ・ベイエリア写真家賞と全米報道写真家協会賞を15回以上受賞している。
日本では『めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービー』が本格的な劇場公開としては初めての作品となる。
モリー・ハーヴィー
90年代半ばのザ・レジデンツのほとんどのプロジェクトに参加。幼稚園の先生でもある。
ジョー・ハッセルヴァンダー
9歳の時からプロのミュージシャンとして活動。独学でバイオリンを始め、のちにドラムを習得する。1987年からレイヴンのドラマーを務めている。
レス・クレイプール
プライマスのベーシスト兼、リード・ボーカル。多くの人は彼をレジデンツのメンバーと信じている。
マット・グレイニング
『ザ・シンプソンズ』の原作者。ファンの間ではザ・シンプソンズの登場人物、ホーマーの名前の由来は、クリプティック・コーポレーションのホーマー・フリンからとられている、という説がある。
ジョシュ・フリース
ドラマー。現在、ザ・ヴァンダルズとディーヴォのメンバー。これまでにナイン・インチ・ネイルズ、ア・パーフェクト・サークル、ガンズ・アンド・ローゼズをサポートしてきた。
ジム・カーニプフェル
ウィスコンシン出身の作家・ジャーナリスト。網膜色素変性症を患っている。回想録『Slackjaw』、『Quitting the Nairobi Trio』、『Ruining It for Everybody』は高い評価を受けた。
ペン・ジレット
ペン・アンド・テラーのコンビでも知られるコメディアン。ザ・レジデンツの『モール・ショー・ツアー』ではナレーターを担当した。
ジョシュア・ブローディ
アメリカのミュージシャン/作曲家。ザ・レジデンツとはコラボレーターとして長い付き合いがある。
ホーマー・フリン
クリプティック・コーポレーション設立者の一人。レジデンツの全マネージメントを担当する。
ハーディ・フォックス
クリプティック・コーポレーション設立者の一人。
ジョン・ケネディ
クリプティック・コーポレーションの初代社長。
ジェイ・クレム
かつてクリプティック・コーポレーション設立者の一人だった。
マギー・スワトン
ザ・レジデンツの最初期のライブや映画『ヴァイルネス・ファッツ』に出演。ステージ名“ペギー・ハニーデュー”
リー・バービエ
画家。彼女の作品は80年代以降、現在に至るまでザ・レジデンツのアートワークに使われている。
ジェリー・ハリソン
トーキング・ヘッズのキーボード兼ギター奏者。ジョナサン・リッチマンのモダン・ラヴァーズのオリジナル・メンバーとしても有名。
スティーヴ・シード
バークリー美術館とパシフィック・フィルム・アーカイブの映像キュレーター。
グレアム・ウィフラー
映画監督。「ハロー・スキニー」や「ワン・ミニット・ムービーズ」などの短編映画の製作に関わった。
クリス・カトラー
イギリスのアヴァンロック・グループ、ヘンリー・カウでの活動で知られるミュージシャン。ザ・レジデンツの傑作アルバム『エスキモー』に参加。
エリック・ドゥルー・フェルドマン
キーボード/ベース奏者。キャプテン・ビーフハート、フィアー、スネークフィンガー、ペル・ウブ、ピクシーズ、デウス、キャッテル・ケイネック、フランク・ブラックら多くのバンドと共演している。
タイ・ロバーツ
グレイスノートの共同設立者/最高戦略責任者。携帯音楽アプリケーションに技術を提供している。過去にブライアン・イーノやデヴィッド・ボウイなどのインタラクティブCDをプロデュースした。
アダム・ウェラー
コミックブック・アーティスト。ザ・レジデンツとは『The Bunny Boy』でコラボレーション。
ロブ・クロウ
サンディエゴ出身の歌手。数々のバンドに関わっている。
ポーリー・クレイナック
ミュージシャン。人呼んでザ・レジデンツの歩く百科事典。
ハイン・フォッカー
長年ザ・レジデンツのツアーマネージャーを務めている。電車、飛行機、バスのスケジュールを管理する。
カーラ・ファブリズィオ
世界的に有名なミュージシャン。ザ・レジデンツと何度もコラボレーションしている。
キム・アンドリューズ
ザ・レジデンツのありとあらゆるモノのコレクター。趣味はジャグリングと複雑な方程式を解くこと。
クリス・コムズ
ザ・レジデンツの長年のファン。粋なウクレレ弾きでもある。
マイケル・ナッシュ
マスコミ業界の重鎮。近年、ワーナー・ミュージック・グループのデジタル戦略事業開発部の取締役副社長だった。
マイケル・"ミッキー"・メルキオンド・ジュニア
アメリカのギタリスト/漁師。オルタナティブ・ロック・バンド、ウィーンのメンバー。
ジェラルド・キャセール
ボーカリスト/ベーシスト/シンセサイザー奏者。ディーヴォの結成メンバー。
マーク・シーゲル
映画の模型製作者。ザ・レジデンツの伝説の目玉マスクとシルクハットをデザインした。
ゲイリー・パンター
イラストレーター/画家/デザイナー。ポストアンダーグラウンド/ニューウェイブ・コミック・ムーブメントの代表である。
トム・ティモニー
ザ・レジデンツと長年にわたり活動を共にした。『モール・ショー・ツアー』では警備隊長を務めた。
ローリー・アマト
世界中で公演を行っているシンガー。ザ・レジデンツと数々のプロジェクトでコラボレーションしている。
バーバラ・ロンドン
キュレーター。ニューヨーク近代美術館にビデオ部門を設置したことで知られる。彼女はザ・レジデンツ以外にもナム・ジュン・パイクやローリー・アンダーソン、リンダ・ベングリスらの作品を集めた。
地域 劇場名 公開日
東京 シアター・イメージフォーラム 7/1(土)〜
愛知 名古屋シネマテーク 7/22(土)〜
長野 Give me little more.(松本) 12/14(木)〜12/16(土)
大阪 シネ・リーブル梅田 7/8(土)〜
京都 京都みなみ会館 10/28(土)~11/3(金・祝)
兵庫 元町映画館 9/2(土)〜
広島 横川シネマ 11/27(月)~12/8(金)※11/29は休映