作品案内

日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち

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上映日程: 8月19日〜終了未定

1933年、日本統治下の台湾ー。僕たちは日曜日、台南の街を散歩しながら詩を語る。日本語で新しい台湾文学を作ろうとした、僕たちの時代。

1930年代、日本による植民地支配が40年近く経過した、日本統治期の台湾。古都・台南で、日本語で詩を創作し、新しい台湾文学を創りだそうとした、モダニズム詩人団体、「風車詩社」。植民地支配下で日本語教育を受け、日本留学をしたエリートたち。日本近代詩の先駆者であり世界的評価を得ているモダニスト西脇順三郎や瀧口修造をはじめとする、日本文学者たちから刺激を受け、日本文学を通してジャン・コクトーなどの西洋モダニズム文学に触れる中で、若きシュルレアリストたちの情熱が育まれていった。日本語で新しい台湾文学を生み出そうとした彼らは、戦後の二二八事件、白色テロなど、日本語が禁じられた中で迫害を受けていく。植民地支配、言論弾圧という大きな時代の渦の中に埋もれていった創作者たち。その情熱は現代を生きる私たちに、何を問いかけてくるのか。

台湾発・社会派文芸映画!貴重な資料と共に忘却の彼方に置き去りにされた台湾文学、政治に翻弄された過酷な運命が甦る。

本作は、詩の朗読、過去の写真やシュルレアリスム芸術作品を多用した貴重な資料映像、前衛的な手法の再現パートの、3つの要素で構成されている。台湾でも歴史の波に埋もれ、忘却の彼方に置き去りにされていたモダニズム詩人団体「風車詩社」の文学を通して、当時の台湾と日本の関係や、政治弾圧という社会的な側面が浮かび上がる。日本語で創作する事への葛藤を抱きながらも、ジャン・コクトーや西洋モダニズム文学への憧れを、美しく軽やかな日本語で昇華させた文学作品は、純粋なまでの芸術性と語感を持って、80年以上の時を経ても色褪せない独自の文学として私たちを魅了する。

監督:ホアン・ヤーリー/出演:リァン・チュンウェ、リー・ミンウェイ、イアン・シェン
2015年/台湾/162分/配給:ダゲレオ出版/配給協力:太秦

2017年8月19日(土)よりロードショー
10:45/16:30

《当日料金》
一般1,800円/学生・シニア1,200円/会員1,100円

《トークイベントのお知らせ》
9/02(土)10:45の回上映後。ゲスト:陳允元さん(映画顧問/政治大学台湾文学研究科博士)
9/03(日)10:45の回上映後。ゲスト:八木幹夫さん(詩人/元日本現代詩人会理事長)

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