作品案内

アムール 愛の法廷

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上映日程: 5月13日〜終了未定

ベネチア国際映画祭で脚本賞・男優賞をW受賞。「熟年の淡い恋」と「法廷劇」2つの物語が巧みに絡み合いながら描かれる、上質な大人のラブストーリー。

厳格で人間味のない裁判長と周りから恐れられているミッシェル。しかし、ある日の法廷に、彼がかつて入院中に想いを寄せていた女医のディットが陪審員の一人として現れたことが、全てを変えることになる。当時は受け入れられなかった想い。彼女の優しさは医師として患者に向けられたものでしかなかったからだ。しかし、”裁判長の鎧”をまとったままの場で再び彼女と向き合うこととなったミッシェルの審議は、思いがけず、次第に人間らしい温かさを帯びたものへと変わってゆく。その変化はやがて彼女の心も動かし始め・・・。 
舞台となるのは、社会的なテーマを好む監督がどうしても撮りたかったと語る「法廷」。様々な人種・文化・社会階級が交差しこすれ合う、多民族国家フランスの中でも特別な場所だ。殺人罪に問われている被告は貧しい若者。陪審員として集まった人種も言語も宗教も違う市民たちは、関係者の証言だけをもとに議論を重ね、被告に判決を下すことになる。入念なリサーチに基づくリアリティのある法廷描写は、一般の人々が、関係者の証言だけを頼りに真実を手探りしながら、一人の人間の有罪/無罪を決めることの意味を観客に問いかける。

主演は『ボヴァリー婦人とパン屋』(2014)や『危険なプロット』(2012)で知られ、本作でベネチア国際映画祭男優賞を受賞したフランスの個性派名優、ファブリス・ルキーニ。相手役を、本作でセザール賞助演女優賞に輝き、『インフェルノ』(2016)の出演も記憶に新しいデンマークのベテラン女優、シセ・バベット・クヌッセンが務める。2人の、ときに緊張感を、ときに笑いを誘うナチュラルな掛け合いは、必見の玄人芸と言えよう。監督は『大統領の料理人』(2013)が日本でも大ヒットしたクリスチャン・ヴァンサン。1990年の監督作『恋愛小説ができるまで』で主役を演じたルキーニへラブコールを送り、およそ25年振りに再びこの組み合わせが実現した。

監督:クリスチャン・ヴァンサン/出演:ファブリス・ルキーニ、シセ・バベット・クヌッセン
2015年/フランス/98分/配給:ココロヲ・動かす・映画社

2017年5月13日(土)ロードショー
13:15/15:15/17:15/19:15
※5/16(火)の19:15の回は休映

《当日料金》
一般1,800円/学生・シニア1,200円/会員1,100円
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