作品案内

人類遺産

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上映日程: 3月4日〜終了未定

撮影期間4年、世界70ヶ所以上に及ぶ“廃墟“にカメラを向けた唯一無二の映像集。『いのちの食べかた』のニコラウス・ゲイハルター監督最新作。

記録的なロングランヒットとなった『いのちの食べかた』(07)で一切のナレーション・音楽を排し「食料」の生産現場を見せ、『眠れぬ夜の仕事図鑑』(12)では世界の「夜に活動する人々」に焦点を当て、美しい映像のなかにも痛烈な社会批判や、現代社会に警鐘を鳴らすメッセージが込められた作品を撮り続けるゲイハルター監督。彼がこの最新作で切り撮るのは、かつて人間の手によって作られ、利用され、やがて人間の都合で放置され、朽ちゆく世界の“廃墟”だ。

これまで通り何の説明もいらない圧倒的な映像美のなか、本作ではついに人物すら登場しない究極の世界観を作り上げている。約30年前の大雨で湖底に水没し、近年の干ばつによって奇跡的にその全貌を現したヴィラ・エペクエン(アルゼンチン)の町並み。アメリカ・ニュージャージー州の海上遊園地を襲ったハリケーンにより、海へと崩落した強大なローラーコースター。そして、日本の高度成長期を支え、最盛期には5000人以上が生活していた炭鉱の島・端島(軍艦島)の鉄骨アパートの部屋では、時を止めたカレンダーが風に揺れているー。誰もいない廃墟の風景に、まるでその場にいるかのような臨場感と不思議な生命力さえも感じさせられる。

私たちが見ている風景は過去の産物なのか?それともこれが未来の世界なのか?そもそも人類がこの地球に存在する意味とは何なのか?“棄てられた風景”が、今静かに語りかけてくるー。

©2016Nikolaus Geyrhalter Filmproduktion GmbH

製作・監督・撮影:ニコラウス・ゲイハルター
2016年/オーストリア、ドイツ、スイス/94分/DCP/提供:新日本映画社/配給・宣伝:エスパース・サロウ

2017年3月4日よりロードショー
《上映時間》13:15/15:15/17:15/19:15

《当日料金》
一般1,800円/学生・シニア1,200円/会員1,100円
▼オリジナル廃墟ポストカードセット付き前売鑑賞券1,300円発売中
(特典は先着順。なくなり次第終了。前売券の販売は3/3まで)

《イベント情報》
3/05(日)13:15の回上映後/トークショー:四方幸子さん(キュレーター)
3/11(土)13:15の回上映後/トークショー:佐藤健寿さん(写真家)、岩崎孝正さん(映像作家)

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