作品案内

アタラント号 4Kレストア版 L’ATALANTE un film de JEAN VIGO

ATARANTE001
上映日程: 12月29日〜1月25日

名だたる世界の映画作家たちが敬愛するジャン・ヴィゴ。たった4作品しか遺せず29歳でこの世を去った伝説の映画作家の詩的な表現と才気に満ちた傑作。不遇かつ数奇な運命を経て、2017年のカンヌ国際映画祭「カンヌ・クラシックス」でお披露目された世界初4Kレストア版の『アタラント号』に加え、「ニースについて」、「競泳選手ジャン・タリス」、「新学期操行ゼロ」を一挙公開。

フランソワ・トリュフォー、アキ・カウリスマキ、エミール・クストリッツア、ミシェル・ゴンドリー、ユーリー・ノルシュテイン・・・、世界の映画作家が敬愛するジャン・ヴィゴ。たった4作品しか遺せず29歳でこの世を去った伝説の映画作家の詩的な映像表現と才気に満ちた傑作。不遇かつ数奇な運命を経て、2017年のカンヌ国際映画祭「カンヌ・クラシックス」でお披露目された世界初4Kレストア版がついに日本公開。『ニースについて』(1930)、『競泳選手ジャン・タリス』(1931)、『新学期操行ゼロ』(1933)も同時公開。ジャン・ヴィゴが短いキャリアの中で遺した全4作品を一挙上映します。

●『アタラント号』4Kレストア版 (1934年/フランス/モノクロ/スタンダード/84分/DCP)
監督:ジャン・ヴィゴ/製作:ジャック=ルイ・ヌネーズ/脚本:ジャン・ギネ/脚色:アルベール・リエラ/撮影:ボリス・カウフマン/音楽:モーリス・ジョベール
出演:ディタ・パルロ、ジャン・ダステ、ミシェル・シモン、ルイ・ルフェーブル
▼ジャン・ヴィゴの監督4作目で唯一の長編にして遺作。田舎町とル・アーヴル間を運行する艀船アタラント号。乗組員は船長のジャンとジュリエットの新婚カップル、変わり者の老水夫ジュールおやじと少年水夫、そしてかわいい猫たち。はじめは新婚生活にときめいていたジュリエットだったが、狭い船内の単調な生活に息が詰まってくる。アタラント号がパリへと到着するとジャンとジュリエットはダンスホールへ。そこへ行商人がやってきてジュリエットを口説き始める。田舎娘のジュリエットは大都会パリへの憧れを抑えきれず、夜にこっそりと船を降りてしまう。怒り心頭のジャンは彼女を置き去りにして出航してしまうが・・・。

●『新学期 操行ゼロ』4Kレストア版 (1933年/フランス/モノクロ/スタンダード/49分/DCP)
監督・脚本:ジャン・ヴィゴ/製作:ジャック=ルイ・ヌネーズ/脚本協力:アルベール・リエラ、アンリ・シュトルク、ピエール・マール/台詞:シャルル・ゴールドブラット/撮影:ボリス・カウフマン/音楽:モーリス・ジョベール
出演:ジャン・ダステ、ルイ・ルフェーヴル、ジルベール・プリュション、ジェラール・べダリュー
▼監督3作目、28歳のときの作品。そのスキャンダラスな内容から12年近く上映禁止となったジャン・ヴィゴの反骨精神が爆発した渾身の意欲作。終盤のまくら投げシーンの美しさは映像表現の極点。フランソワ・トリュフォーの『大人は判ってくれない』は本作の影響を受けて製作された。

●『競泳選手ジャン・タリス』4Kレストア版 (1931年/フランス/モノクロ/スタンダード/10分/DCP)
監督・脚本・編集:ジャン・ヴィゴ/助監督:アリー・サルドゥール/撮影:ボリス・カウフマン/美術監督:コンスタンティン・モルスコイ
出演:ジャン・タリス
▼監督2作目、26歳のときの作品でゴーモン社の依頼を受けて製作したニュース映画。スローモーション、逆再生、ディゾルブ、そして水中撮影。10分の本編内で様々な映画技法を駆使し、水泳選手のジャン・タリスを解剖する。本作で用いられている技法は後の『アタラント号』へと受け継がれる。

●『ニースについて』4Kレストア版 (1930年/フランス/モノクロ/スタンダード/23分/DCP)
監督:ジャン・ヴィゴ、ボリス・カウフマン/脚本:ジャン・ヴィゴ/撮影:ボリス・カウフマン/音楽:マルク・ペロンヌ/音声:パトリック・シグワルト
▼ヴィゴ初監督で25歳のときの短編。パリの病院で知り合い意気投合したボリス・カウフマンとの共同監督作品。南仏のリゾート地ニースの街並みを背景に、バカンスに興じるブルジョワたちと庶民の営みを交差させて展開させていく。ヴィゴの批評性とアナーキズムが垣間見える珠玉の小品。

今回上映する全ての作品は、フランス国立映画センター(CNC)の支援を受け、ボローニャ復元映画祭のラボでゴーモン社が修復(4Kレストア)したマスターをもとに上映素材を作成しております。配給:アイ・ヴィー・シー

2018年12月29日(土)よりロードショー
〈上映時間〉
13:00『アタラント号』
15:00『ニースについて』『競泳選手ジャン・タリス』『新学期 操行ゼロ』
17:00『アタラント号』
19:00『ニースについて』『競泳選手ジャン・タリス』『新学期 操行ゼロ』
〈当日料金:一般1,500円/学生・シニア1,200円/会員1,100円〉

〈トークイベント決定〉
2019年1月14日(月・祝)『アタラント号』13:00の回上映後に、フランス文学者の野崎歓さんをゲストにお招きしてトークイベントを開催します。
1月14日(月・祝)『アタラント号』13:00の回終了後《登壇ゲスト》野崎歓さん(フランス文学者)

(C)1934Gaumont

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