作品案内

ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ IN JACKSON HEIGHTS

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上映日程: 10月20日〜12月14日

ニューヨークがニューヨークであるために、なくてはならない町の今。巨匠フレデリック・ワイズマンの“町ドキュメンタリー”の傑作。

通りを歩けば英語以外の言葉がたくさん聞こえる。世界中からの移民とその子孫が暮らし、167もの言語が話され、マイノリティが集まり、エスニックな味と多様な音楽があふれる町、ジャクソンハイツ。「ここがニューヨーク?」と聞きたくなるけれど、実はニューヨークがニューヨークであるために、なくてはならない町だ。その理由は?そして今、その町のアイデンティティーが危機に瀕しているとしたら?

世界で最も偉大なドキュメンタリー作家と称されるフレデリック・ワイズマン監督の視線は、ジャクソンハイツのあらゆる場所、あらゆる人に向けられる。教会、モスク、シナゴーグ、レストラン、集会、コインランドリー…。地域のボランティア、セクシャル・マイノリティ、不法滞在者、再開発の波にのまれる商店主たち…。ここに生きる市井の人々は集い、語らい、踊り、祈り、決して希望を諦めない。What is ニューヨーク?What is アメリカ? ひとつの町から、そんな問いかけも見えてくるワイズマン流"町キュメンタリー"の傑作が誕生した。

フレデリック・ワイズマン
1930年1月1日、ボストン生まれ。イェール大学法学部卒業。67年、初監督であるドキュメンタリー『チチカット・フォーリーズ』以降、様々な角度からアメリカを見つめる傑作を次々に発表。本作までにドキュメンタリー監督作は40を数える。近作に『パリ・オペラ座のすべて』、『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』などがある。本作後に完成させた『エクス・リブリス‐ニューヨーク公共図書館』(仮題/2017年)も2019年日本公開予定。 2014年にヴェネチア国際映画祭で生涯功労賞、2016年にはアカデミー賞名誉賞を受賞している。

ジャクソンハイツ
ニューヨーク市クイーンズ区の北西に位置し、人口は13.2万人。100年程前に、マンハッタンへ通勤する中産階級向けに宅地開発されたが、60年代後半から各国の移民が多く住むようになった。現在は住民の約半数が海外で生まれ、アメリカにやってきた移民という、ニューヨークで最も多様性に富んだ町。しかし近年ブルックリン、マンハッタンの地価上昇により、地下鉄で中心部へ30分という便利さから、人気を集め再開発が進行中。

監督・録音・編集・製作:フレデリック・ワイズマン
2015年/アメリカ・フランス合作/189分
配給:チャイルド・フィルム/ムヴィオラ
(C) 2015 Moulins Films LLC All Rights Reserved

2018年10月20日(土)よりロードショー
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〈トークイベント〉
●11/2(金)18:30の回上映後。ゲスト:服部圭郎さん(都市計画の専門家、服部圭郎教授が映画の舞台ジャクソンハイツでおきている「ジェントリフィケーション」についてお話しいただきます。
●11/10(土)18:30の回上映後。ゲスト:芹澤健介さん(ジャクソンハイツを訪れたばかりのジャーナリスト・作家(「 コンビニ外国人 」著者)の芹澤健介さんに多様性の町の今についてお話いただきます。

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