作品案内

泳ぎすぎた夜 Takara – La nuit où j’ai nagé

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上映日程: 4月14日〜5月18日

雪で覆われた青森の山あいにある小さな町。夜明け前、しんしんと雪が降り積もり、寝静まった家々はひっそりと暗い。漁業市場で働いている父親は、そんな時刻にひとり目覚め家族を起こさないように、静かに仕事に行く準備を始める。出掛ける前には、それが毎日の日課というように台所でゆっくりと煙草をふかす。しかし、なぜだかこの日に限って、その物音で目を覚ました6歳の息子。父親が出て行ったあと、彼はクレヨンで魚の絵を描く。そして翌日。結局寝ることができず、うつらうつらしたままの少年は眠い目を擦りながら歯磨きをして、家族と朝食をとり、学校に出かける。だが、登校途中に彼は、学校には向かわず、道が埋もれた雪の中をさまよい始める。父親に、このぼくの書いた絵を届けに行こう、そう思ったのか、父親が働く漁業市場を目指す。この日、少年にとっての新しい冒険が始まる。おぼろげな記憶を頼りに、手袋を落っことし、眠い目を擦りながら。

本作品は、国も言葉も異なる二人の若き新鋭監督、ダミアン・マニヴェル(『若き詩人』)と五十嵐耕平(『息を殺して』)が、共に魅せられた美しい原風景のような冬の青森を舞台に、共同監督として企画し、青森で生まれ育った人々と限られたスタッフによって作られた作品である。ときに大人の理解を超えてしまう、類まれな存在感で少年を演じた古川鳳羅くんは実際に青森県平川市に住む小学二年生。劇中で彼を取り巻く家族も、実際の家族が出演している。
フランス人であるダミアン・マニヴェルは勿論、静岡生まれの五十嵐耕平にとっても雪の降り積もる青森は未知の場所。お互いにとって馴染みのない場所で、6歳の子どもを主演に据えた本作。大人になるにつれて失っていく、子どもだけが持っている、ある種の動物的ともいえる豊かな感覚、そこに流れる無限に近い時間を取り戻させてくれる。子どもを描いた名作は映画史に数あれど、今までのどの“子ども映画”とも異なる、新しい世代による瑞々しい野心作が誕生した。

監督:五十嵐耕平&ダミアン・マニヴェル
出演:古川鳳羅、古川蛍姫、古川知里、古川孝、工藤雄志
2017年/フランス・日本/79分/配給:コピアポア・フィルム+NOVO

《上映日程》
2018年4月14日(土)よりロードショー
4/14〜4/20=13:00/15:00/17:00/19:00
4/21〜5/18=11:00/21:10

《当日料金》
一般1,800円/学生・シニア1,200円/会員1,100円

《舞台挨拶&トークイベント》
★4月14日(土)13:00/15:00の回上映後 初日舞台挨拶
主演・古川鳳羅くん×五十嵐耕平監督&ダミアン・マニヴェル監督

★4月15日(日)15:00の回上映後 トークイベント
諏訪敦彦さん(映画監督)×五十嵐耕平監督&ダミアン・マニヴェル監督

★4月16日(月)19:00 の回上映後 トークイベント
ゲスト:樋口泰人さん(映画評論家・音楽評論家・boid主宰)×五十嵐耕平監督&ダミアン・マニヴェル監督

★5月16日(水)21:10 の回上映後 トークイベント
ゲスト: 三宅唱さん(映画監督)×五十嵐耕平監督×髙橋航さん(『泳ぎすぎた夜』撮影)

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