作品案内

サファリ

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上映日程: 2018年1月ロードショー〜終了未定

世界を震撼させた“トロフィー・ハンティング”の実態。人はなぜ不必要に動物を“殺す”のか?鬼才ウルリヒ・ザイドル監督が炙り出す人間の倫理の境界線。

野生動物の楽園、アフリカ。茂みに身を隠しハンターは息を潜める。風下にいることを確認しながら獲物との距離を詰める。スコープを覗き込むハンター。息を殺す。高鳴る鼓動を感じる。1秒、2秒、3秒、4秒、5秒・・・。乾いた草原に発砲音が鳴り響く。“ドサ”。大きな動物が倒れこむ音が聞こえる。仕留めたばかりのキリンが力なく地面に横たわり、断末魔の中、ゆっくりと長い首を振る。その横では、ハンターたちは歓喜にあふれ、妻を抱きしめ、涙を流しキスをする・・・・・。

2015年、SNSに投稿された1枚の写真が世界を怒り狂わせた。そこには弓を持ち、誇らしげな顔をするアメリカ人歯科医師と、今まさに殺されたばかりのライオンの姿が写っていた。獲物の毛皮や頭だけを目的に動物を狩猟するレジャー、“トロフィー・ハンティング”は、現在アフリカ諸国の一大観光資源となり、野生動物が合法的に殺されている。本作品ではナミビアでハンティングをするドイツとオーストリアからのハンターたち、ハンティング・ロッジを経営するオーナー、そして、サファリをガイドする原住民たちを追う。ハンターたちは悪びれることなくハンティングへの情熱を語り、ロッジのオーナーは地域への貢献とビジネスの正当性を主張し、原住民は黙々と毛皮を剥ぎ、肉を解体する。

前作『パラダイス三部作』「愛」、「神」、「希望」、それぞれの作品が同年の世界三大映画祭コンペ部門に選出される偉業を成し遂げたオーストリアの鬼才ウルリヒ・ザイドルが、独自のメソッドをもちいてこれまで決して紹介されることがなかった“トロフィー・ハンティング”の実態を描き出す。

監督:ウルリヒ・ザイドル/脚本:ウルリヒ・ザイドル、ヴェロニカ・フランツ
2016年/90分/オーストリア/配給:サニーフィルム

《上映日程》
2018年1月ロードショー

《当日料金》
一般1,800円/学生・シニア1,200円/会員1,100円

《前売券》
前売鑑賞券1,500円発売中(公開前日までの販売)

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