作品案内

《監督来日&凱旋上映》父を探して

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上映日程: 9月16日〜9月21日

世界の美しさと人間が生みだした危機を、子どもの視点で描く。それは、繊細な心と不屈の希望を込めた色彩がおりなす人生の万華鏡

親子三人で幸せな生活を送っていた少年とその両親。しかし、父親は出稼ぎにでるため、ある日突然、列車に乗ってどこかに旅立ってしまった。少年は決意する――お父さんを見つけて、家に連れて帰るのだ、と。未知の世界へと旅立つ少年を待ち受けるのは、過酷な労働が強いられる農村や、きらびやかだが富裕層の虚飾に満ちた暮らしがはびこり、独裁政権が戦争を画策する国際都市。それでも、少年は旅先で出会う様々な人々との交流と、かつて父親がフルートで奏でた楽しいメロディの記憶を頼りに、父を探してどこまでも進むーー。

南米初の偉業を達成したアニメの金字塔

本作はブラジルの新鋭アレ・アブレウ監督が丸3年を費やして完成させた長編アニメーション。出稼ぎに出た父親を探しに少年が広大な世界を旅するこの作品は、これまでに世界中の映画祭で40個以上の映画賞を獲得、見事アカデミー賞長編アニメ部門にノミネートを果たした。クレヨン・色鉛筆・切り絵・油絵具などを自在に使い分けた筆づかいは、まるで絵本に魔法がかけられたかのようで、自然な質感と滑らかなアクションが見るものを驚嘆させる。また、高畑勲と宮崎駿に大きな影響を受けたと語るアブレウ監督は、多彩な動きや色で子どもを魅了するだけでなく、社会・政治・環境・経済といった大人の問題をテーマの根底に据えた。それは70〜80年代に長い独裁政権を経験し、近年は経済成長著しいものの様々な矛盾が噴出する祖国ブラジルの歴史であり、現在の世界そのものの縮図でもある。何よりも素晴らしいのは、それらすべてが比類のない芸術性と観察眼によって、一切のセリフもテロップも必要とせずに描かれていることである。

監督:アレ・アブレウ/音楽:ナナ・ヴァスコンセロス
2013年/ブラジル/80分/DCP/配給:ニューディアー

《上映時間》
21:10

《当日料金》
一般1,800円/学生・シニア1,200円/会員1,100円

《来場者プレゼント》
連日ご来場の方に先着で特製クリアファイルをプレゼント!

《監督来日舞台挨拶》
9/16(土)はアレ・アブレウ監督による舞台挨拶有り
※同作の絵コンテ・原画・ラフスケッチを特別販売します!全て直筆、1点もの。
アレ・アブレウ監督がその場でサインも。この日限定の貴重な機会にぜひ足をお運びください!

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