ローザス短編集
SHORTS
ローザス短編集  SHORTS

  • DAD07028/本編40min./DVD片面一層式/B&W,color/1990〜96年/MPEG-2/NTSC リージョン・オール/セル/本体3,800円/ステレオ/JANコード:4529905207285/2007年4月25日発売


    『オットーネ/オットーネより池田芙美代のモノローグ』 『Rosa』『Tippeke』の3作品を収録した短編集。単にダンスを記録するのではなく、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルの振付を映像的視点から捉えることで、その魅力の本質を私たちに伝えてくれる。ローザスのパフォーマンスからインスピレーションを得て、それぞれの作家(ヴァルター・フェルディン、ピーター・グリーナウェイ、ティエリー・ドゥ・メイ)が作り出した、完全に独立した作品である。

  • オットーネ

    オットーネ/オットーネより池田芙美代のモノローグ


    監督:アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル、ヴァルター・フェルディン/1990/6min./白黒

  • rosa

    Rosa


    監督:ピーター・グリーナウェイ/1992/16min./白黒/ダンス・スクリーン・アワード1992受賞

  • tippeke

    Tippeke


    監督:ティエリー・ドゥ・メイ/1996/18min./カラー/カリーナ・アリ国際メディア・ダンス2000グランプリ受賞

  • アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル

    ベルギーの振付家、ローザス芸術監督。ブリュッセルにあるモーリス・ベジャールが創立したムードラとニューヨークのティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツで学ぶ。アメリカから帰国後、最初の作品「ファーズ」を創作。その後、83年にムードラで学んだ4人の女性ダンサーでローザスを結成し、「ローザス・ダンス・ローザス」でデビューを飾る。他のカンパニーへの振付やオペラ作品なども手掛けながら、およそ1年に1本というペースで常に刺激的な作品を創作し続けている。
  • ローザス

    ローザスはブリュッセルの王立モネ劇場のレジデンスカンパニーであり、フランダース文化大使も務めるベルギーを名実共にリードするダンス・カンパニー。パリ・オペラ座やニューヨーク・リンカーンセンターをはじめ世界各国で上演され絶賛を浴びている。ローザスは常に音楽的構造と身体的構造の関係を探求しつつ、意欲的に作品の発表を続けており、ライヒをはじめ、モンテベルディ、モーツァルト、リゲティなど様々な音楽を作品に採り入れている。さらにまた、最近はテキストを多用した演劇的な作品も発表している。ベッシー賞など受賞多数。ピーター・グリーナウェイをはじめ多くの映像作家とコラボレーションを展開し、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル自身も自らが振付をした「アクターランド」をもとに1993年に初の映像作品を撮っている。ケースマイケルとローザスは常に積極的に作品に映像的な要素を取り入れ、その先駆的なアプローチは彼らの評価を高める要因のひとつになっている。日本国内でも、多くのダンス・音楽・演劇ファンの絶大な支持を獲得しており、2007年4月には「デッシュ」で、2年ぶり8回目の来日を果たした。

    国内上演・展覧会歴
    1989年「ミクロコスモス」(音楽:ベーラ・バルトーク)
    1994年「ローザス・ダンス・ローザス」(音楽:スティーヴ・ライヒ)
    「アクターランド」
    2001年「ドラミング」(音楽:スティーヴ・ライヒ)
    2002年「ファーズ」(音楽:スティーヴ・ライヒ)
    2003年「ワンス」(アンヌ・テレサのソロ作品)
    「レイン」(音楽:スティーヴ・ライヒ)
    2005年「ビッチェズ・ブリュー / タコマ・ナロウズ」(音楽:マイルス・デイヴィス)
    2006年「ROSAS XXV 1980-2005 ローザスとアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルの25年」(展覧会:東京都写真美術館)
    2007年「デッシュ」