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【冬期特別】クリティカル・ラインティング講座(第3期)

[19.10.31]

映画について書く。映画について書くことを通して、より深く映画を知り、その結果映画に新しい読みが生まれ、映画に新たな価値が生まれる。

このような理想的な映画と書き手の関係を念頭として、本講座は、映画/映像についてそれぞれの立場で独自の視点を持つ“映画を観るプロ”たちの講義を通して、受講者が自身の視点を醸成し、文章の表現力を育むことを目的とした、クリティカル(批評的)なライティング(叙述)についての講座である。批評分野の第一線において現役で活躍する講師たちの声を聞く、他には無い貴重なチャンスでもある。批評家たちに加え、映画祭ディレクター、美術館キュレーター、映画プロデューサーなど様々な形で映像に携わる人々の多角的な視点を通して、より深く映画にアプローチをする。

 

■2019年11月29日(金)〜1月31日(金)毎週金曜日開講<9日間>

■時間:19:00〜21:30

■講座スケジュール

11/29(金)トニー・レインズ(映画評論家) 「映画史の読み方:中国インディペンデント映画秘史」※英語、日本語逐次通訳付きで行ないます。

12/6(金)恩田泰子(読売新聞記者) 「新聞記者の映画の見方」

12/13(金)小原篤(朝日新聞記者) 「アニメーション批評を考える」

12/20(金)丸山雄生(アメリカ史研究者/東海大学) 「歴史家の映画の見方」

12/27(金)濱口竜介(映画監督) 「ショット:ドラマを撃つ記録の力」

1/10(金)矢田部吉彦(東京国際映画祭プログラミングディレクター) 「映画批評のこれからと映画祭」

1/17(金)保坂健二朗(東京国立近代美術館 主任学芸員)「美術と映像批評」

1/24(金)本橋仁(建築史家/京都国立近代美術館) 「建築史家が見る”映画の中のオフィス”」

1/31(金)恩田泰子 演習「映画評を書いてみる」

■講座会場:イメージフォーラム3階「寺山修司」

地図

■受講費:30,000円(税込)

■定員:30名


■申し込み方法

下記申し込みフォームに必要事項を記入し、送信してください。事務局よりメールで返信いたしますので、そのガイダンスに添って期日までに受講料をお支払い願います。

申し込みフォーム

なお、一度納入された受講料の払い戻しは定員制のため、病気、入院など止むを得ない理由を除き、応じられませんので、あらかじめご了承ください。


■講師プロフィール

小原篤

朝日新聞記者。1991年朝日新聞入社。大阪・生活文化部でアニメや漫画などを担当。2007年から朝日新聞デジタルでコラム「小原篤のアニマゲ丼」を連載中。著書に「1面トップはロボットアニメ 小原篤のアニマゲ丼」(日本評論社)。

恩田泰子

読売新聞文化部映画記者。1999年より文化部。現在は、批評をはじめ、映画関連の記事を書く。東京をはじめ、カンヌ、ベネチアなど国際映画祭での取材経験を重ねる。紙面にて、タル・ベーラ、ワン・ビン、ギレルモ・デル・トロなど世界的映画作家のインタビューも多く行なう。

トニー・レインズ

映画批評家。映画祭プログラマー。『サイト&サウンド』、『タイムアウト』、『カイエ・デュ・シネマ』、『フィルム・コメント』誌などに長年にわたって映画批評を寄稿してきたアジア映画のエキスパート。鈴木清順、ウォン・カーワイ、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーについての著作がある。

濱口竜介

1978年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作『PASSION(08)が高い評価を得る。その後、『THE DEPTHS』(10)、『なみのおと』(11)、『親密さ』(12)などを監督。5時間を超える長編『ハッピーアワー』(15)は様々な国際映画祭で受賞し話題となった。2018年公開の商業デビュー作『寝ても覚めても』は第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された。

保坂健二朗

1976年生れ。東京国立近代美術館主任研究員。企画した主な展覧会に、「フランシス・ベーコン展」(13)、「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展」(16)、「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」(17)など。「Logical Emotion: Contemporary Art from Japan」(2014、ハウス・コンストルクティヴ美術館他)など国外での企画も行う。『すばる』、『SPUR』、『疾駆』等に連載を持つ他、JAGDA年鑑(2014年)などに論考を寄稿。

本橋仁

建築史家。東京生まれ。京都国立近代美術館特定研究員。大正時代の自由闊達な建築をめぐる議論にあこがれ、研究とともに展示をおこなう。直近の活動に文化財をつかった演劇シリーズ家を渉る劇vol.4「リンドバークたちの飛行」(主催:ゲッコーパレード)を仙台市の納豆工場、宮城野納豆製造所で開催するなど。これまでの主な担当展覧会はベネチア・ビエンナーレ国際建築展(2014)、世紀末ウィーンのグラフィック展(京都国立近代美術館、2019)ほか。

矢田部吉彦

1966年フランス生まれ。銀行勤務、英仏駐在・留学を経て映画業界へ転職。映画配給・宣伝を手がける一方、ドキュメンタリー映画のプロデュースなどに携る。2002年から東京国際映画祭にスタッフとして参加。2004年から現在まで上映作品選定を担当している。2007年よりコンペティションのディレクターに就任。

丸山雄生

東海大学文化社会学部ヨーロッパ・アメリカ学科特任講師。専門はアメリカ研究、文化史。とくに動物に関するイメージや言説の形成について、映画や博物館を例に研究している。近著に、「人間であること、動物になること、ゾンビにとどまること:三つのエージェンシーと客体化」( 『立教アメリカン・スタディーズ』2019年)、「恐竜とハンティング:『赤ちゃん教育』から『ジュラシック・パーク』まで」(『現代思想』2017年)。

 

 

 

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