[※対面のみの講座です。オンラインでの受講はできません]
ガタゴトフィルムは、講師が2010年から制作している日記映画です。毎日少しずつ撮り溜めた静止画像を連続して上映することで、数年間が数分に圧縮され、ガタゴトした動きが生まれます。
このワークショップでは、参加者が撮影した写真を素材に、それぞれのガタゴトフィルムを制作します。持ち寄る映像は二種類です。一つは、ワークショップ参加を決めた日から毎日撮影した写真。もう一つは、過去にスマートフォンなど身近なカメラで撮影した写真です。これら日々の映像記録を整理し、作品化する過程を体験します。
誰もが意識せずスマートフォンで映像記録をつけている現在、日記映画は誰でも作ることができるのではないでしょうか。日記映画を作り、見ることの楽しさを一緒に味わいましょう。(野村建太)
ガタゴトフィルムの作例:https://vimeo.com/968155559/714d565a64
■講座日時:8月9日(金)〜8月11日(日)〈3日間〉 連日19:00〜21:30
■受講費:5,000円(税込)
■定員:20名
■講座内容
▶1日目 イントロダクション
先人たちは、日々の記録をどのように作品化してきたのでしょうか?過去の作家と作品を参考に、日記映画の様々なあり方を見ていきます。参加者は持ち寄った写真をどのように整理し、作品にするかを検討します。
▶2日目 蓄積した日常の整理法
講師の制作しているガタゴトフィルムの作り方を紹介し、日常的に蓄積される映像を日記映画にする方法の一例を示します。参加者は各自、作品化の方向性を決めて作業を開始します。
▶3日目 上映・講評
作品を完成させ、各参加者の日記映画を上映します。
■事前課題の説明
ワークショップ参加を決めた日から、毎日5枚以上の写真を撮って来てください。写真と写真の間に連続性を持たせても良いし、持たせなくても良いです。撮り忘れた日があっても焦らず、自分のペースで好きなものを撮影してください。
カメラはコンパクトデジタルカメラでも、スマートフォンでも、種類は問いませんが、一種類のカメラで撮影してください。制作の都合上、横位置(長辺を横)で撮影してください。
■持ち物
・ワークショップのために撮影した写真と、ガタゴトフィルムの素材に使える過去の写真データが入ったハードディスクやSDカード(スマートフォンやパソコンからデータを吸い出す方法が分からない場合は、そのまま持ってきてください)
・写真データを整理するためのノートパソコン(映像編集ソフトは入っていなくても構いません)
■講師
野村建太(映像作家)
1987年京都府生まれ。2012年、日本大学大学院芸術学研究科修士課程修了。日記映画とアニメーションをテーマに、創作と研究を行っている。2010年から8ミリフィルムのコマ撮りによる日記映画シリーズ「ガタゴトフィルム」の制作を開始。アニメーション映画のスタッフとして、『この世界の片隅に』で特殊作画・演出補を務めた。
https://sites.google.com/view/nomurakenta/
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