[※対面のみの講座です。オンラインでの受講はできません]
パソコンやスマホがないと映像が作れないなんておかしい!ミュージシャンがギターで音楽を奏でるように、画家が絵筆を使うように、パソコンの手を借りないで映像制作はできないのだろうか。フィルムというアナログ映像メディアを応用すればそれが可能になる。アメリカでは65ミリの大型フィルムがいぜんとして撮影で使われているなど、フィルムは今なおその可能性が注目され続けている。本講座では、フィルム撮影の体験に加え、映画発明以前にあった映像装置を使ったユニークな制作法も紹介。さあ、ハンドメイドで「自由に大胆に」映像を作ってみよう! スマホに使われるな!
講座日程■8月17日(火)〜8月20日(金)<4日間>
時間■19:00〜21:30
受講費■15,000円(税込)
定員■20名
※講座中はマスクの着用をお願いします。
※会場には消毒液を設置していますので、こまめな利用、手洗いをお願いします。
※講座中は定期的に換気を行ないます。
■講座内容
〈1日目〉
[鑑賞]映像の仕組みを知る〈映像の仕組みをテーマとした実験的な映像作品を鑑賞し、楽しみながらフィルムやデジタルの映像の仕組みを学ぶ。さらにフィルムならではの映像表現を駆使した作品を鑑賞することで、制作のヒントをつかむ〉
※上映・紹介作品例:
マン・レイ『理性に帰る』/レン・ライ『フリー・ラディカルズ』/五島一浩『これは映画ではないらしい』など
[制作1]カメラの先祖「カメラ・オブスキュラ」を体験してみよう〈工作用紙を使ってピンホールカメラを自作し、インスタントカメラと組み合わせて写真を撮影する〉
〈2日目〉
[制作2]フィルムを使って動画を撮影してみよう〈撮影と簡易的な現像を体験〉
[制作3]カメラを使わずに映像を作ってみよう〈1日目に鑑賞した作品を参考にして、スクラッチ、ダイレクトペインティングなど、カメラを使わずにハンドメイドで映像を作り出す〉
〈3日目〉
[制作4]映画誕生以前の映像装置・ゾートロープやフェナキストスコープを作ってみよう
〈4日目〉
[制作5]制作した映像の鑑賞・講評〈フィルムのデジタル化の方法などについても解説〉
■講師:五島一浩
アナログとデジタルの境界、感覚の粒子化をテーマにした映像作品・インスタレーション作品を制作している。代表作に、裸のカメラ・オブスクラ「画家の不在(2018〜)」、コマのない動画カメラシステム「これは映画ではないらしい(2014)」、立体映像「SHADOWLAND(2013)」、3DCG 短編映像シリーズ「FADE into WHITE(1996〜2003)」などがある。
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