奥山順一のアナーキー・フィルム・フェスティバル
JUN'ICHI OKUYAMA's ANARCHY FILM FESTIVAL
シアター・イメージフォーラムにて2006年6月17(土)〜23日(金)レイトショー公開!

●時間:21:00〜
●料金:当日一般・学生1,200円/3回券3,000円


<特別トークショー開催!>
6月17日(土)ゲスト:西嶋憲生(映像研究家)×奥山順市
6月21日(水)ゲスト:宇川直宏(グラフィックデザイナー、ビデオディレクター)×奥山順市
6月23日(金)ゲスト:生意気(クリエイティブユニット)×奥山順市
*上映後の開催を予定。各回の入場者のみ参加いただけます。

<関連イベント>
- 映像作家徹底研究 第4回 -
2006年6月16日@SuperDeluxe
「フィルムぶったまライブ!!!奥山順市の‘映画ごっこ’しましょ!」
http://www.super-deluxe.com

<上映プログラム>

● PROGRAM-A "ANARCHY ART FILMS"〈上映日:6/18(日)、6/21(水)〉
「長らく封印されていた初期のハードコア作品であるゲロイズム映画シリーズも一部解禁!映写フィルムを紙や木の葉、ビニールに毛髪等で繋げ映写の度にフィルムが切れて短くなっていく消滅映画『切断』!!フィルムを現像途中に爪で暴力的に加工したあげく故意に現像後に水洗不良する事によってうまれた『手ごめ』!!!上映中にフィルムが溶けていく『ノー・パーフォレーションズ』(シカゴ国際映画祭シルバー・ヒューゴー賞受賞)の恐ろしいまでの美しさ!!!!経年変化で収縮したボロボロのフィルムを糸で縫い合わせ、引きちぎり、映画の沸騰点を表現した『映画する人』!!!!!フレームまでも突き破ろうとする『映画のフレーム』!!!!!!!映画の枠組みを破壊する奥山順市のアナーキーな旅は続く。」

MU(1964年/16mm版/3分)MU
くちむし(1967年/16mm/13分)Mouth Bug
切断(1969年/16mm収録版/9分)Cut Off Movie
ZERO MAN CO.,LTD(1969年/16mm/7分)ZERO MAN CO.,LTD
モダン・ウンチング・タイムスUSSR(1970年/16mm/3分)Modern Unching Times USSR
手ごめ・OUTRAGE(1971年/16mm/3分)OUTRAGE
No Perforations(1971年/10分/16mm収録版/サイレント)No Perforations
ちんちん電車のマラ特急(1974年/16mm/1分)Dick-Dick Train Prick Express
ボッ発!おまら騒動(1974年/16mm/3分マグ)Prick Mess Blow-out
シネマッサージ(1985年/16mm/10分)CineMassage
映画する人(1986〜87年/16mm/10分)A Man Playing Movie
映画のフレーム(1988年/16mm/7分)The Frames of Movie
計79分

●PROGRAM-B "BRIGHT FACED FILMS"〈上映日:6/19(月)、6/22(木)〉
「カメラは拳銃、レンズは銃口、8ミリで 連続的にBANG BANG・ショットした コマ撮りドキュメンタリー『BANG VOYAGE』大学の研修旅行も奥山の手にかかるとダイナミックな映像の宇宙になる !色っぽいフィルムちゃんとイヤらし〜いカメラが会話する無の世界『観光映画』!!2枚の写真だけで男女のコミュニケーションをリズミカルに表現した映画の先祖『映画の原点』!!!《画=音》をテーマにした『我が映画旋律』では機織りの筬が、お寺の塀が、金網のほつれが、ホテイアオイが、星の砂が、メロディーを奏でる!!!!ネガの持つ意味合いを多面的に捉え現像から上映プリントの作製まで総て自家処理の『INGAの世界』陰画!印画!因果!《ネガ=陰》と《ポジ=陽》とが相まみえる!!!!!映像を発する映写機に注目し映写ランプの内部を覗こうとした、太陽を肉眼で見つめるような危険な誘惑『光の中で』!!!!!!」

BANG VOYAGE(1967年/16mm/18分マグ)BANG VOYAGE
観光映画(1973年/16mm/10分)Sightseeing Film
映画の原点(1978年/35mm/4分/サイレント)Origin of Motion Picture
我が映画旋律(1980年/35mm/7分)My Movie Melodies
タイムスリット(1989年/16mm/6分)The Time Slit
INGAの世界(1996年/16mm/10分)Touch of INGA
ストップモーション(1995年/16mm/11分)STOP MOTION
サンドイッチ(1998年/16mm/6分)Sandwich
光の中で(1999年/16mm/7分)In the Light
計79分

●PROGRAM-C "COOL HEADED FILMS"〈上映日:6/17(土)、6/20(火)、6/23(金)〉
「使用済みのネガフィルム、スナップ写真や学生証用の顔写真等のゴミを非連続の連続に繋いだ廃物利用の傑作『フレームレス35』!世界中の映画祭を総ナメにし、今も世界中で上映され続けている『Le Cinema・映画』はアメリカ製の映画フィルムからちぎった女性の顔のアップの24コマ(1秒) のみを映像素材として映画の時間を見事に示した映画の教科書だ!!35ミリフィルム一目分だけの水平線の海、有り得ない技法を用いて制作された『MOVIE WATCHING』!!!撮影機材を一切使わずに制作、糸や紐等を手当り次第フィルムに巻付け自家現像。微妙な濃淡が枯淡の境地に達した『浸透画』(シカゴ国際映画祭奨励賞受賞)!!!!ループにした生フィルムによる超多重露光撮影で時間の圧縮の極限に迫った『時の流れに乗せて』人が流れ、光が揺らぐ心霊映画!!!!!そして今年制作された最新作『W8は16ミリ』!!!!!!いくつかの奥山作品は技術的な冒険が高度すぎて、いったい何が起こっているのか、もはや常人には理解出来ない、果てしない実験が突き抜けて静謐な世界に到達、前人未踏の宇宙だ。」

フレームレス35(1968年/35mm+16mm/3分)Frameless 35
フレームレス16(1971年/16mm /3分)Frameless 16
紙映画(1972年/16mm収録版/13分/サイレント)Paper Film
LE CINEMA・映画(1975年/16mm/5分)*実際は点とかつきます。LE CINEMA
E&B(1981年/16mm/7分)*実際は”B”は反転 E&B
MOVIE WATCHING(1982年/16mm/12分/サイレント)MOVIE WATCHING
表から裏から同時に(1990年/16mm/6分)At a Same Time, Exposed the Both Sides
浸透画(1994年/16mm/8分)Osmography
時の流れに乗せて(1997年/16mm/8分)Myself-timer
未現ゾーン(2002年/35mm/5分/サイレント)Half DEV.
W8は16ミリ(2006年/16mm/11分)Regular 8 is 16mm film
計81分