アララトの聖母 Ararat

アルメニア人大虐殺を生き残った画家ゴーキーを軸に、4世代にわたる時間と空間をエゴヤン的重層構造で描く大作。

こうして僕たちはいきなりアトム・エゴヤン独自の世界に引き込まれる。彼はよく映画を夢と比較するが、夢の中で光景や時系列が一気に飛躍したり歪んだりするように、エゴヤン作品では、複数の異なる次元の映像が重なり合い、複数の時間や空間が独自の法則で混在される。そこでは誰もが方向感覚を失い、未知の場所を彷徨う故郷喪失者の一員になる。【北小路隆志】*公開時パンフレットより

2002年/カナダ、フランス/35mm/アメリカンビスタ/カラー/115min.
カナダ・アカデミー賞(ジニー賞)5部門受賞
監督・脚本:アトム・エゴヤン/製作:アトム・エゴヤン、ロバート・ラントス/撮影:ポール・サロシー/編集:スーザン・シプトン/美術:フィリップ・バーカー/衣装:ベス・ペスターナク/音楽:マイケル・ダナ/録音:スティーブン・マンロウ
出演:デヴィッド・アルペイ(ラフィ)、シャルル・アズナブール(エドワード・サロヤン)、アルシネ・カーンジャン(アニ)、マリ・ジョゼ・クローズ(シリア)、エリアス・コーテアス(アリ)、ブルース・グリーンウッド(マーティン・ハーコート)、クリストファー・プラマー(デヴィッド)、エリック・ボゴシアン(ルーベン)、ブレント・カーヴァー(フィリップ)